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脅威の固定スプレッド!!

2022年12月16日金曜日

12月3週 天然ガスまとめ

おはよう。

結局,こちらだけは継続しようと思った。さて今週の天然ガスだが,7.05で天井を付け,その後6.3まで価格を下げ,6.8で推移している。大きな理由としては,やはり時期特有の寒波としか言いようがない。もちろんフリーポートの再開延期が,上値を抑えているのもあるが,今回の大きな要因は寒波とも言えよう。 

通常だとHDDやNOAAをみていくのだが,twitterで情報発信されているかたがたは多岐にわたり,それ以上に細かい情報の提供をしてくれる。

そんなわけで,博論の作成に向けて,天然ガスの取引を中断しているが,その人たちの情報だけは流していこうと思っている。

さて,データはどうだろうか。

129日に終わる週の地下貯蔵庫からの純引出量は50Bcfで,5年間(2017-2021)の平均純引出量93Bcf,昨年の同週純引出量83Bcfと比較すると,減少していることがわかります。稼働中の天然ガス在庫は3,412Bcfで,5年平均より15Bcf1%未満),昨年の同時期より18Bcf1%)減少している。

・TheDeskが天然ガスアナリストに行った調査によると,週明けの可動式天然ガス在庫の純増減は34Bcfから62Bcfの範囲で,中央値は47Bcfと推定されている。

・ベーカーヒューズ社によると,12月6日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は2基減の153基で,未確認の盆地で2基が減少した。

・パイプラインの受け渡しポイントロジックのデータによると,米国のLNG輸出基地への天然ガス受入量は全体で前週比0.5Bcf/d増加し,当週は平均12.4Bcf/dとなった。南ルイジアナのLNG輸出基地への天然ガス供給量は0.4Bcf/d増加して8.9Bcf/dとなり,南テキサスのLNG輸出基地への天然ガス供給量は0.1Bcf/d増加して2.3Bcf/dとなった。その他のターミナルへの天然ガス供給量はほぼ横ばい。

・米国の港を出港する船舶。BloombergFinance,L.P.の出荷データによると,128日から1214日までに23隻のLNG船(が米国から出荷され,合計86BcfLNGを積載した。

・フリーポートLNGの商業運転はまだ再開されていない。米連邦エネルギー規制委員会(FERC)は1212日,フリーポートLNGに対し,操業再開の前提条件となるエンジニアリング情報を要請した。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前報道週と比較して0.2%0.2Bcf/d)増加した。乾式天然ガス生産量は前週比0.1%0.1Bcf/d)増,カナダからの平均純輸入量は前週比2.7%0.1Bcf/d)増と,それぞれ増加した。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比2.6%(2.4Bcf/d)の増加となった。発電用天然ガス消費量は前週比1.2%(0.4Bcf/d)の増加となった。産業部門は平均24.6Bcf/dで横ばい,家庭用と商業部門を合わせた消費量は5.6%2.0Bcf/d)増となった。メキシコへの天然ガス輸出は6.8%0.4Bcf/d)減少した。米国のLNG輸出施設への天然ガス受入量(LNGパイプライン受入量)は平均12.4Bcf/dで,先週より0.5Bcf/d増加した。


以上だ。

昨日の在庫統計ギャンブルだが,4,8時間が上昇を示唆していたでの,ロングだと思っていたが,6.3台までいったんしゃがみ込むのは本当にびびるよね。

2022年12月2日金曜日

12月1週 天然ガスまとめ

こんにちわ。

昨日はすっかり日記を忘れていた。申し訳ない。

今週の天然ガスは,欧米の時刻での天気予報を発表をきっかけに大きく上昇した。冬の暖房需要が見込まれる,とのことで8.0近くまで上昇し,その後は緩やかに下落している。需要関連はこうやって急騰し,緩やか,または急落していく。現在の上値が重くなったのは,一端の需要の織り込みが終わったのに加えて,在庫統計では予想以下の取り崩しであったことが挙げられる。

普段なら,12月初旬をピークに,天然ガス価格は上下はするが徐々に下落していく。今年は,欧州の天然ガスの貯蔵問題があり,ウクライナ戦線の膠着により,このあとが非常にわかりにくい状況だ。

ただし唐突に終わったとしても,経済制裁がそのまま終わるかは分からないし,どうなるかも不明である。

さて,データはどうであろうか。

・TheDeskが天然ガスアナリストに行った調査によると,週明けの可動式天然ガス在庫の純増減は76Bcfから121Bcfの範囲で,中央値は86Bcfと推定されている。

・11月25日に終わる週の貯蔵所からの純引出量は81Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純引出量は34Bcf,昨年の同じ週の純引出量は54Bcfと比較された。稼働中の天然ガス在庫は3,483Bcfで,5年平均より86Bcf(2%),昨年の同時期より89Bcf(2%)減少している。

・ベーカーヒューズ社によると,1123日(火)に終わる週の天然ガスリグ数は,前週から2リグ減の155リグとなっている。

・ポイントロジックのデータによると,米国のLNG輸出基地への天然ガス搬入量は全体で前週比0.5Bcf/d減少し,今週は平均11.6Bcf/dとなった。南ルイジアナのLNG輸出基地への搬入量は0.1Bcf/d減の8.5Bcf/dとなり,南テキサスのLNG輸出基地への搬入量は0.4Bcf/d減となった。

・BloombergFinance,L.P.の出荷データによると,11月24日から11月30日までに16隻のLNG船が米国から出荷され,合計59Bcfの容量となった。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比0.6%(0.7Bcf/d)の減少となった。乾式天然ガス生産量は前週比0.5%0.5Bcf/d)増加し,カナダからの平均純輸入量は前週比18.4%1.2Bcf/d)減少している。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比16.5%(16.6Bcf/d)減少した。発電用天然ガス消費量は前週比14.4%(4.7Bcf/d)減少した。産業部門は前週比5.1%1.3Bcf/d)減少,家庭・商業部門は中西部から東海岸にかけて平年より気温が高かったため,25.1%10.6Bcf/d)減少した。メキシコ向け天然ガス輸出は5.8%(0.3Bcf/d)増加しました。米国のLNG輸出施設への天然ガス受入量(LNGパイプライン受入量)は平均11.6Bcf/dと,先週より0.5Bcf/d減少した。

以上だ。

現在も値を切り下げているが,このまま継続して下げ続けるかは不明だ。ただ今日は週末でもあるので,手じまいが始まっているのも確かだろう。

7月3週 天然ガスまとめ