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脅威の固定スプレッド!!

2021年8月30日月曜日

8月4週まとめ 天然ガス

おはよう。

天然ガスはメキシコ湾上のハリケーンの影響もあってか,大きく窓を開けている。ストップを巻き込んだのか,窓だけで2%近く上昇しており,改めて,ハリケーンシーズンの破壊力を思い知った。ちなみに,これが逆のパターンもあるので,資金管理をしっかりとして,ショート戦略としてほしい。

この原因としては,天然ガスプラントの稼働率の問題だ。先週金曜日(正確には土曜日)には50%程度の施設稼働率の減少が見込まれたが,日曜日には90%程度に変更となり,このような上昇につながった。

何度も言うが,この時期の週持ち越しギャンブルだけは避けたいところ。ただ,短期売り目線で。


さて,データはどうだったろうか。

 ・天然ガスアナリストによると,稼働中の天然ガスストックに対する毎週の純変化の推定値は,純注入量が30Bcfから47Bcfの範囲であり,推定値の中央値は38Bcfであった。結果として,8月20日に終了する週のストレージへの注入量は合計29Bcfで,5年間(2016〜 2020年)の平均は44 Bcfで,昨年は45Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,851Bcfであり,これは5年間の平均より189 Bcf低く,現時点では昨年より563Bcf低くなっている。

・貯蔵庫への注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも13%低い。貯蔵庫への残りの補充シーズンの5年間の平均9.4Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,530 Bcfになり,5年間の平均3,719より189Bcf低くなる。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの総平均供給量は,前のレポート週と比較して0.9 Bcf / d増加した。平均市場天然ガス生産量と平均乾燥生産量は,それぞれ0.8%と0.7%(または0.8と0.7 Bcf / d)増加した。

・Baker Hughesによると,8月17日火曜日に終了する週の天然ガスリグ数は,5リグ減少​​して97リグになり,現在2か月以上で最低レベルになっている。


以上だ。

今日はとりあえず売るけど,ヨーロッパとアメリカの取引次第で早期に撤退する。

2021年8月23日月曜日

天然ガス 8月3週目まとめ

おはよう。

天然ガスはレンジを形成しているような動きだった。一旦3.73まで下げたが,その後は再び上昇し3.9を回復,週末のポジション整理を受けて, 3.8前半で終わっている。今朝は上昇で始まり,じわじわと挙げている。

さて,データはどうだろうか。

・天然ガスアナリストのデスク調査によると,毎週の純変化の推定値は,19Bcfから50Bcfの正味注入の範囲であり,中央値は34Bcf。8月13日までの1週間は合計46Bcfで,5年間(2016〜 2020年)の平均は42 Bcfで,昨年は45Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,822Bcfで,これは5年間の平均より174 Bcf低く,現時点では昨年より547Bcf低くなっている。

・貯蔵庫への平均は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも12%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均9.2Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,545 Bcfになり,5年間の平均3,719より174Bcf低くなる。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して0.1%または0.1 Bcf / d増加した。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して0.2%,つまり0.1 Bcf / d減少した。西部全体の平均気温を上回っていても,発電および住宅および商業部門で使用される天然ガスは,それぞれ0.2%および1.0%減少した。

・Baker Hughesによると,8月10日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は1から102に減少した。

・最新のShort- TermEnergy Outlook(STEO)では,石油化学原料としてのプロパンの需要が高まっていることを反映し,10月から12月にかけて米国のプロパン消費量が昨年に比べて2%増えると予想されている。この増加は,トウモロコシの穀物乾燥に対する需要の低下と,より暖かい冬の天候の予測にもかかわらず発生する。非原料消費は,米国の住宅の42%が主要な暖房用燃料としてプロパンを使用し,米国のトウモロコシ作物の90%が栽培されている中西部(PADD 2)で特に高いと予想されている。穀物乾燥に対する農業需要は,暖房シーズンの初期に発生し,通常は10月または11月にピークに達するが,需要は年ごとに異なる可能性がある。

と出ている。

冬は最近の傾向としてはやはり暖冬である。ここから,夏ほどの盛り上がりは見せない可能性が高い。しかし,農作物としての需要があることから,11月前後までは注意を払っておきたいところ。

本日は以上だ。

2021年8月16日月曜日

8月2週 天然ガスまとめ

おはよう。

お盆休みも本日で終わりである会社と,そうでない会社があるのだが,僕はお盆休み中だ。お盆休みにもかかわらず,今年早まった科研の申請書を書きに来ている。早まるのはいいんだけれども,お盆挟んでいるのであんまり変わっていないような気もする

さて,渦中の天然ガスだが,4.1台から一気に下げて3.8台前半まで価格を下落させた。テキサスの風力発電の復旧や気温低下によって,価格を下げたのだろう。ただ,依然として高止まりしているのは確かで,ここからどう動くのかはわからない。

それではデータを見ていこう。

・ 天然ガスの毎週の純変化の推定値は,41Bcfから58Bcfの正味注入の範囲であり,中央値は47Bcf。8月6日に終了する週のストレージへの注入量は合計49Bcfで,5年間(2016〜 2020年)の平均正味注入量は42 Bcfで,昨年の正味注入量は55Bcf。天然ガス在庫は合計2,776Bcfで,これは5年間の平均より178 Bcf低く,現時点では昨年より548Bcf低くなっている。

・貯蔵庫への平均注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも13%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均8.9Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,541 Bcfになり,5年間の平均3,719より178Bcf低くなっている。

・IHS Markitのデータによると,過去1週間の気温は平均よりもわずかに高い傾向にあり,米国の天然ガスの総消費量は前のレポート週と比較して2.3%,つまり1.6 Bcf / d増加した。発電および住宅および商業消費は,それぞれ3.2%および5.6%(1.2 Bcf / dおよび0.5Bcf / d)増加した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して0.3%,つまり0.3 Bcf / d減少した。乾燥天然ガス生産は0.1%(0.1 Bcf / d)減少した。

・リグ稼働数に変化はない。

・2021年8月の短期エネルギー見通し(STEO)では,米国の天然ガス在庫は11月1日または冬の暖房シーズンの初めまでに3兆5,920億立方フィート(Bcf)に達し,以前より159Bcf低くなると予測している。


以上。

やはり在庫の量自体は少ない。とすると,数年前の暴騰が頭をよぎる。

2021年8月10日火曜日

天然ガス 8月1週まとめ

おはよう。お盆休みだが,ちょっと課題を終わらせるために,大学に来て,課題でなくブログを更新している。

さて,天然ガスの動きだが,先週は4.2を最高値に,その後はずるずると4.1前半まで下げた。今週は,窓を上にあけえ始まったが,結局は,4.0代前半まで下げて今推移している。材料としては,気温が一番なのだが,情報サイトでは買われすぎ感とみているところもあった。今後は,気温は徐々に落ち着いていくと思うので,今後はハリケーンによる精製所の一時停止材料からの高騰,そして,週明け下窓となっていくのではないかと思う。なので,短期に取りに行くのならば,高騰の際には勇気を持ってショート難平,といったところか。僕はしないけれども。

さて,データはどうだろうか。


・稼働中の天然ガスに対する毎週の純変化の推定値は,正味注入量が14Bcfから22Bcfの範囲であり,推定値の中央値は18Bcfだった。7月30日までの正味注入量は合計13Bcだったが,5年間(2016〜 2020年)の平均正味注入量は30 Bcfで,昨年の正味注入量は32Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,727Bcfで,これは5年間の平均より185 Bcf低く,現時点では昨年より542Bcf低くなっている。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は、前のレポート週と比較して0.2%,つまり0.2 Bcf / d減少した。国内の乾燥天然ガス生産量は前週と比較して0.1%増加した。

・HS Markitのデータによると,先週,米国の広い地域で天然ガスの総消費量が前のレポート週と比較して3.8%,つまり2.6 Bcf / d減少した。発電および住宅および商業部門の週平均天然ガス消費量は,週ごとに7.3%および2.0%減少し,それぞれ3.0 Bcf / dおよび0.2Bcf / d減少した。産業部門の消費は,前週の1.1%の減少を相殺し,週ごとに2.6%増加し,5月の最後の週以来の最高レベルで週を終えた。

・リグ稼働数は1基減少し,103基となっている。

以上だ。

天然ガスのトレードは,こちらのアカウントです

雑談のツイートは,こちらのアカウントです

 

2021年8月2日月曜日

7月4週 天然ガスまとめ

おはよう。やはり今週は窓を上に開けてスタートしている。今のところ欧州勢が入ってきていないので,ふらふらと動いているだけだが,16時頃から早起き欧州勢が入ってくるので注意しておきたい。

Twitterでもつぶやいたように先週末持ち越していたポジションは,すでに利益確定した。それならば,先週に閉めておくべきだったが,まぁそれはそれ。

今週から来週にかけてが暑さのピークではないかと思っている。そろそろ秋口に向けて下に向いてくるのではないかと思う。ただし,問題なのは在庫の増え方で,平年よりも鈍い。

とすると,やはり冬にかけての暴騰があり得るのではないかと思う。

さて,データはどうだろうか。

 

・天然ガスのデスク調査によると,在庫の増加に関する推定値は,36Bcfから52Bcfの正味注入の範囲であり,中央値は40Bcfだった。7月23日に終了する週の増加量は合計36Bcfで,5年間(2016〜 2020年)の平均は28 Bcfで,昨年の正味注入量は27Bcfだった。稼働中の天然ガス在庫は合計2,714Bcfであり,これは5年間の平均より168 Bcf低く,現時点では昨年より523Bcf低くなっている。

・貯蔵庫への平均注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも13%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均8.4Bcf / dと一致した場合、,0月31日の総在庫は3,551 Bcfになり,5年間の平均3,719より168Bcf低くなる。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前週の1.5%の増加と比較して3.6%増加した。発電用に消費される天然ガスは,週ごとに5.8%,つまり2.2 Bcf / d増加し,住宅および商業部門での消費量の5.7%,つまり0.4 Bcf / dとほぼ一致した。米国の最高気温は通常よりも高いままであった。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は、前のレポート週と比較して0.2%増加した。乾燥天然ガスの生産量は,前のレポート週と比較して0.4%減少し,1日あたり平均926億立方フィート(Bcf / d)になった。リグ稼働数は先週と同じである。

7月3週 天然ガスまとめ