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脅威の固定スプレッド!!

2021年9月24日金曜日

9月4週 エネルギー系

原油だけでなく,エネルギー系をまとめていこうと思う。

 











原油の価格推移。見ての通り、2019ねんと比較して,高い状況にある。

・2021年9月17日の時点で,米国の原油生産量は2020年3月の3年間のピークよりも1日あたり約250万バレル(b / d)低く,Idaの影響か,石油掘削装置の数は3つのうち46%にしか戻っていない。また,米国の4週間の平均原油生産量は1,060万バレル,4週間の平均石油掘削装置は404,4週間の平均WTI価格は1バレルあたり69.35ドルとなっている。











・五年平均からみても下限となっている。


どうしても,原油系のデータは薄くなってしまう。

ちなみに、興味深い記事がEIAにあったので,紹介しておく。

EIAは、干ばつの中で米国の水力発電が2021年に14%減少すると予想しています。

記事によると

・太平洋岸北西部のコロンビア川は,米国で4番目に大きい川。その流域であるコロンビア川流域は,ワシントン,オレゴン,アイダホ,モンタナの4つの州の大部分をカバーしている。2020年に,これらの州の水力発電所は1,360億キロワット時(kWh)の電力を生成した。これは,その年の米国の水力発電の54%に相当する。

・2021年8月末現在,オレゴン州の貯水池の容量は容量の17%であり,これまでの平均容量である47%の半分未満。アイダホは,容量の34%で貯水池の貯蔵量を報告した。これは,過去の平均容量である51%よりも低い値。

・2021年の3月と4月には,ワシントンとオレゴンの両方の水力発電は10年(2011〜20年)の範囲を10%下回りまった。

このように,アメリカでの干ばつに関する記事が出ていた。水力による発電が難しければ,当然天然ガスに白羽の矢が立つ。つまり……

9月4週 天然ガスまとめ

おはよう。

昨晩は天然ガスの在庫統計であった。初動こそ,おおきく売られたモノの,トレンドは崩れず5.1まで上昇している。先週からボラが酷くなっており,一撃で死ぬ可能性と一撃で大きな利益を得ることが出来る可能性がある相場になっている。

結局のところ中長期的には上昇トレンドと考えているが,振れ幅が大きいので難しいところ。

さて,データはどうだろうか

・天然ガスアナリストの調査によると,稼働中の天然ガスストックへの毎週の純変化の推定値は,53Bcfから83Bcfの正味注入の範囲であり,中央値は74Bcfだった。9月17日までの1週間の注入量は合計76Bcfで,5年間(2016〜 2020年)の平均は74 Bcf。昨年の正味注入量は70Bcfであった。稼働中の天然ガス在庫は合計3,082Bcfであり,これは5年間の平均より229 Bcf低く,現時点では昨年より589Bcf低くなっている。貯蔵庫への注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも13%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均9.3Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,490 Bcf,5年間の平均3,719より229Bcf低くなる。

・ IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して0.7%減少した。発電用に消費される天然ガスは,先週と比較して今週は気温が落ち着いたため,週ごとに3.1%,つまり1.1 Bcf / d減少した。特に北西部での減少が顕著。産業部門の消費は,週ごとに1.0%増加した。住宅および商業部門では,消費量は5.1%,つまり0.4 Bcf / d増加して8.8Bcf / dに。住宅および商業部門の需要は,昨年の同じ週よりも今週のレポート週で15.2%減少した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの総供給量は,前のレポート週と比較して0.2%増加した。乾燥天然ガスの生産量は,前のレポート週と比較して0.3%増加した。メキシコ湾での天然ガス生産は,ハリケーンIdaに続いてほぼ完全に閉鎖された後(90%以上),オンラインに戻り続けている。BSEEによると,昨日現在,天然ガス生産の0.5 Bcf(24%)は閉鎖されたままです。昨日の残りの閉鎖量は,先週のレポート週の終わりである9月15日水曜日よりも0.3 Bcf少なくなっている。

・Baker Hughesによると,9月14日火曜日に終了する週では,ヘインズビルでの1リグの損失の結果,天然ガスリグの数が1から100に減少した。


以上である。

冬に向けての暴騰にも見える。戦略としては,押せば買いでも良いのではないか。

僕は,建玉は少し休む予定。2月の下落相場待ち。

2021年9月17日金曜日

9月3週 天然ガスまとめ

おはよう。

天然ガスのまとめを月曜日に行っていたのをよりタイムリーにするために,在庫統計発表日の翌日である,金曜日に行うことにした。また,これはEIAのレポートのリリース日でもあるためでもある。

今週の金曜日を残すところだが,天然ガスの暴走が止まらなかった。5.6まで一気に挙げ,その翌々日には,5.5からの5.2までの下げと,どうにも止まらない状態。

昨日の動きとしては,ようやくメキシコ湾の復旧の目途が立ってきたことや,在庫統計が予想よりも積み増しとなったことによってと思われる。まだまだ振り回される日が続きそうである。

さて,データはどうだったか。

・ 天然ガスアナリスト調査によると,稼働中の天然ガスへの毎週の純変化の推定値は,69Bcfから85Bcfの範囲であり,中央値は77Bcfだった。10日までの1週間のストレージへの注入量は合計83Bcfで,5年間(2016〜 2020年)の平均注入量は79 Bcf。昨年の正味注入量は86Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計3,006Bcfで,これは5年間の平均より231 Bcf低く,現時点では昨年より595Bcf低くなっている。貯蔵庫への平均注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも14%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均9.5Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,488 Bcfになり,5年間の平均3,719より231Bcf低くなる。

・ IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して2.6%増加した。西部と中部大陸の気温が通常よりも高かったため,発電に消費される天然ガスは,週ごとに1.1 Bcf / d増加した。産業部門の消費は,週ごとに0.8%増加した。住宅および商業部門では, 0.3Bcf / d増加した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して1.7%​​増加した。乾燥天然ガスの生産量は,前のレポート週と比較して1.4%,つまり1.3 Bcf / d増加した。BSEEからの日報によると,メキシコ湾連邦沖合湾(GOM)の天然ガス生産停止は,GOMのオペレーターがプラットフォームに戻り,前回のレポート週と比較して約0.6 Bcf / d減少した。

・Baker Hughesによると,9月7日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は1から101に減少し,ペンシルベニアのMarcellus Playは2リグを失いましたが,ユタの1リグの増加によって相殺された。

以上だ。

今年の冬はどうやら寒冬が予測されており,現在の状況では在庫はかなり厳しくなる。そのため,基本的には上目線で良いと思うのだが,現在の押し目がどこまであるのか,少しずつロングで繋いでいきたい。


2021年9月16日木曜日

9月3週 原油系

おはよう。

昨日からはじめたわけだが,在庫統計が昨日のため更新が昨日の今日になっている。天然ガスとのアクセスの差が約四倍近く離れており,地道に3年ぐらい続けていたガスの偉大さを知る結果となった。

値動きに関しても,暖房油について,これから帳簿をつけてこうと思う。個人的に暖房油での価値が多いから,という理由で。それぐらいがちょうど良いと思う。勝てる相性のいい銘柄を探すのはとても大事。

さて,








・原油の在庫統計が発表された。在庫統計は,417.4であった。予想としては,-3.544に対して,-6.422となっており,価格を押し上げるのかとおもったがそこまでではなかった。提示した図では5年平均のうちにはいっているが,今後の動きに注目したい。



 





・原油の生産量については,オレンジが2019-2020,青が2020-2021で今年の文を示している。idaの影響は今後も長引く可能性はあるが,ひとまずは昨年を上回ってきている。去年,この位の時期に何があったかな,と記憶をたどってみたが,特に思いつくモノはなかった。

簡易の統計だが,ひとまずは以上だ。

こういう形はどうだろうか??

2021年9月15日水曜日

9月2週目 原油系

少し実験的にまとめてみる。

値動きとしては,暖房油しか見てきていないので,確証のあることは言えない。むしろ,それは,ゴエモンの流儀などを頼った方がよほどいいと思います。

では,

・ ハリケーンの結果,少なくとも9つの製油所(1日あたり約230万バレル[b / d]の製油能力)が操業を停止または減少した。さらに,安全環境執行局の推定によると,メキシコ湾(GOM)の米国連邦政府が管理する地域での原油生産の96%と天然ガス生産の94%が閉鎖さた。これは先週の8日のデータのため,現在は

となっているので注意が必要。

・GOMの米国原油生産量の推定値は,8月のSTEOから20万b / d減少し、9月のSTEOでは150万b / dに修正された。GOMの生産量も同様に、9月に下方修正され,8月のSTEOから50万バレル/日,9月のSTEOでは120万バレル/日に減少した。2021年の第4四半期(21年第4四半期)には平均170万バレル/日になると予想されている。9月の米国原油の総生産量を8月のSTEOの1,120万b / dから9月のSTEOの1,080万b / dに下方修正された。

・ハリケーンアイダが上陸する前の8月27日に終了する週の週次石油状況レポートのデータによると,湾岸の原油在庫(PADD 3)は2億3,100万バレルで,2020年を除く2015〜19年の平均より3%多くなっている。

・8月27日から9月3日まで,東海岸のガソリンの総在庫は360万バレル減少し,ガソリンの総在庫は320万バレル減少した。ガソリン在庫は2021年末まで徐々に増加し、22年第1四半期には以前の予測レベルに戻ると予想されている。


少し試験的に。

何か必要な情報があれば,twitterかコメントまで。

2021年9月13日月曜日

9月2週目 天然ガス

おはよう。

先週の天然ガスは、5.0まで値を上げて,結局4.9まで利食い売りに押されて、終わっている。現在も4.909付近を推移し,ようやく勢いが衰えた,という感じなのだろうか。ただこの先がどうなっていくのかがよくわからないのが現状で,今のところ手を出さないのがベターなのかも知れない。

先日,ツイートしたとおり,

であり,4.4を割れない限りは上昇トレンド継続としてみた方がいいだろう。

そんな訳で,今週のデータはどうだったろうか。

・天然ガスのデスク調査によると,稼働中の天然ガスに対する毎週の純変化の推定値は,純注入量が30Bcfから58Bcfの範囲であり,推定値の中央値は42Bcfであった。9月3日までの1週間の注入量は合計52Bcfで,5年間(2016〜 2020年)の平均注入量は65 Bcf,昨年の注入量は65Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,923Bcfで,これは5年間の平均より235 Bcf低く,現時点では昨年より592Bcf低くなっている。補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも15%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均9.7Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,484 Bcfになり,5年間の平均3,719より235Bcf低くなる。

・ IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して9.4%減少した。発電用に消費される天然ガスの減少は,週ごとに6.0 Bcf / d以上減少し,国内消費の減少全体のほぼすべてを占めた。住宅および商業部門の消費も減少し,週ごとに0.5 Bcf / d,つまり5.7%減少した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して1.1%減少した。乾燥天然ガスの生産量は,前のレポート週と比較して0.5 Bcf / d,0.6%以上減少した。これは,テキサス州北部の生産量が週ごとに平均0.3 Bcf / d減少したため。

・Baker Hughesによると,8月31日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は5から102に増加した。

・最近リリースされた月刊電力のデータによると,2021年6月のすべてのセクターの天然ガス火力発電は1日あたり平均500万メガワット時(MWh)で,2020年に設定された以前の平均6月の記録より4%高くなっている。

以上だ。

一時的な価格の下落はあるのだろうが,トレンドが割れるまでは,上に見ていきたい。


2021年9月6日月曜日

9月1週目 天然ガス

おはよう。

今朝の天然ガスは窓を上に開けスタートしている。アメリカ自体はお休みではあるが,天然ガス施設の復旧までの長期化や,CDD,平均気温以上の天候から,冷房需要が再燃している。そのため,天然ガスは上に窓を開けて,スタートしたと思われる。

先週は,ガス施設の復旧見込みが長期化することにより価格を上昇させた。ハリケーンの短期はショート,と伝えたように一時的には下がったものの,それ以上の上昇が待っていた。短期と言っても一週間程度、と考えていたが,まさかこのようになるとは,と思いながら,資金管理の重要さを改めて,感じている。

さて,データはどうだろうか。

・ 天然ガスアナリストによると,稼働中の天然ガスに対する毎週の純変化の推定値は、純注入量が13Bcfから34Bcfの範囲であり,推定値の中央値は24Bcf。27日までの1週間のストレージへの注入量は合計20Bcfだが,5年間(2016〜 2020年)の平均注入量は53 Bcfで,昨年の正味注入量は36Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,871Bcfであり,これは5年間の平均より222 Bcf低く,現時点では昨年より579Bcf低くなっている。

・貯蔵庫への注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも15%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均9.6Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,497 Bcfになり,5年間の平均3,719より222Bcf低くなっている。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して2.3%,つまり2.3 Bcf / d減少した。メキシコ湾からの生産量の減少により,平均乾燥天然ガス生産量と市場生産量はそれぞれ2.4%と2.6%(または2.2 Bcf / dと2.8Bcf / d)減少した。

・米国の天然ガスの平均総消費量は,前のレポート週と比較して1.4%,つまり1.0 Bcf / d減少した。米国中部と北東部のレポート週の終わり近くに気温が落ち着いたため,発電用の天然ガス需要は2.3%,つまり0.9 Bcf / d減少した。産業部門とパイプラインの燃料使用量は,それぞれ0.6%と2.9%(または0.1 Bcf / dと0.2Bcf / d)減少した。

継続してハリケーンの影響が出ている。

という状況。徐々に改善しているが,今後の動きはわからない。
本日は以上。

7月3週 天然ガスまとめ