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脅威の固定スプレッド!!

2022年1月28日金曜日

1月4週 天然ガスまとめ

おはよう。

天然ガスは,価格調整を受けて一旦下落したものの,その後上昇した。様々な要因があると思うが,寒気とウクライナ問題,そして原油高など,下落する要因がほとんど無かったように思える。

また,原油高の背景にあるインフレもあるだろう。商品系はこの波に乗っておくべきなのだが,アノマリー的には,二月の下落が控えているので,ポジションを躊躇している。躊躇するならば何もしない方が良いと思うので,そのままにしている。

さて,データはどうだろうか

・ 天然ガスアナリストによると,稼働中の天然ガス在庫に対する毎週の純変化の推定値は,198Bcfから231Bcfの範囲であり,中央値は217Bcf。1月21日に終了する週のストレージからの純引き出しは合計219Bcfだが,5年間(2017〜 2021年)の平均純引き出しは161 Bcfで,昨年の純引き出しは137Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,591Bcfで,これは5年間の平均より25 Bcf低く,現時点では昨年より308Bcf低くなっている。

・撤退シーズン(11月から3月)のこれまでの5年間の平均よりも7%低くなっている。ストレージからの撤退率が残りの撤退シーズンの5年間の平均13.8Bcf / dと一致した場合,3月31日の総在庫は1,641 Bcfになり,5年間の平均である1,666より25Bcf低くなる。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前週と比較して14.2%(14.3 Bcf / d)増加し,すべてのセクターで週ごとに4%以上増加した。

・最大の増加は住宅および商業部門であり,日中および夜間の気温が平均を大幅に下回ったため,消費量は21.4%(9.9 Bcf / d)増加した。NOAAによると,発電用に消費される天然ガスは週ごとに11.5%(3.3 Bcf / d)増加し,産業部門の消費量は週ごとに4.2%(1.1 Bcf / d)増加した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して0.4%(0.4 Bcf / d)増加して100.3 Bcf / dに。

・Baker Hughesによると,1月18日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は4から113リグに増加した。

本日は以上。

ショートスクイーズもあり,異常な数値をたたき出してはいる。どう解釈するか,だが,期先なので無視という考えもありだと思う。

2022年1月26日水曜日

1/26 EIA まとめ

サウジアラビアの天然ガス生産の新たな成長を推進するスタンドアロンの天然ガス井





というお話。

サウジアラビアは,2020年にロシア,イラン,カタール,米国,トルクメニスタンに次ぐ世界第6位の天然ガス生産国。

・サウジアラビアの乾燥天然ガス生産量は,2020年に初めて平均110億立方フィート/日(Bcf / d)に達し,2010年から30%増加している。

・サウジアラビアの証明された天然ガス埋蔵量は,2021年1月の時点で合計333兆立方フィート(Tcf)であり,クウェートと共有するニュートラルゾーンとして知られる地域のものも含まれている。

・2021年末,サウジアラムコはペルシャ湾に近いガワール油田の東側に位置する同国最大の非在来型油田ジャフーラの開発契約をエネルギー企業に発注した。同社は,プロジェクトが2025年に生産を開始することを見込んでいる。サウジアラムコは,2030年までに最大で乾燥天然ガス2Bcf/d,エタン418百万立方フィート/日(MMcf/d)の能力を有すると予想している。

サウジアラビアは天然ガスの輸出入は行っていないが,2030年までに天然ガスの輸出を開始する予定である。



2022年1月24日月曜日

1/24 EIAまとめ

EIAは、米国の化石燃料生産が2023年に新たな高値に達すると予想している。


というお話。

要約すると,

・最新のShort-TermEnergy Outlook(STEO) の予測に基づくと,米国の化石燃料の生産量は2022年と2023年で増加し続け,2019年の生産量を上回り,2023年には新記録に達すると予想されている。

・米国の原油生産は2021年に推定1%減少したが,2022年には6%,2023年には5%増加すると予測されている。2022年と2023年には,原油価格は十分に高いままであると予測している。

・米国の乾燥天然ガス生産量は、,10月までの月次データと11月と12月の推定に基づき,2021年に2%増加した。予測では,2022年に3%,2023年に2%の生産増加となる。

・米国のNGPL生産量は2021年に4%増加した。米国のNGPL生産量は2022年に9%増加し,2023年には4%増加すると予想されている。NGPLは天然ガスの副産物であるため,NGPL生産量の増加予測は予測にリンクしている。

ちなみに,NGLPと乾燥天然ガスの違いは,メタンの含有量で,メタンの含有量が少ないほど液性が高いです。LNGトは違って,NGLPはエタン、プロパン、通常のブタン、イソブタン、および天然ガソリンを含んでいますので,ちょっと違います。

・米国の石炭生産は,2021年に推定7%増加した。石炭は比較的低価格であるため,天然ガスに比べて発電に使用するのに経済的。一方で,2020年,米国の石炭生産量は1964年以来の最低レベルに落ち込んだ。石炭火力発電機が在庫レベルを再構築するため,2022年には石炭生産量が6%増加すると予測されている。ただし,電力部門の石炭需要が減少するため、2023年の石炭生産量は1%しか増加しないと予測されている。



2022年1月21日金曜日

1月3週 天然ガスまとめ

おはよう。

天然ガスは大きな下げとなった。結局元のレンジに戻りに幾流れなのか,3.8台まで下げて,価格調整となり3.6からの開始となった。結局のところ寒気の和らぎが天然ガスを押し下げた結果になっている。

やはり,一月の中旬あたりから,二月にかけてショートを積むのはよいアノマリーなのかな,と思いながら,見ている。ぎんいろは,自宅建築のため,投資資金の大半を引き上げているため,手を出していない。建築が落ち着いたら,また,天然ガスの取引を開始しようと思う。

さて,データは

・天然ガスの調査によると,稼働中の天然ガス在庫に対する毎週の純変化の推定値は,176Bcfから212Bcfの範囲であり,中央値は202Bcfだった。純引き出しは合計206Bcfだったが,5年間(2017〜 2021年)の平均純引き出しは167 Bcf,昨年の純引き出しは179Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,810Bcfであり,これは5年間の平均より33 Bcf高く,現時点では昨年より226Bcf低くなっている。

・撤退シーズン(11月から3月)のこれまでの5年間の平均よりも15%低くなっている。ストレージからの撤退率が,撤退シーズンの残りの5年間の平均である14.6 Bcf / dと一致する場合,3月31日の総在庫は1,699 Bcfになり,5年間の平均である1,666より33Bcf高くなる。

・IHS Markitのデータによると,今週はすべてのセクターの消費量が前のレポート週より減少したため,米国の天然ガス総消費量は6.0%(6.3 Bcf / d)減少した。住宅・商業部門では,消費量は8.2%(4.1 Bcf / d)減少したが,気温が低いため,消費量は46.4 Bcf / dと高水準であり,昨年より15.2%増加した。発電用に消費される天然ガスは5.4%(1.6 Bcf / d)減少し,産業部門の消費量は週ごとに2.2%(0.6 Bcf / d)減少した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前のレポート週と同じで,平均99.9 Bcf / d。乾燥天然ガスの生産量は,前のレポート週と比較して0.3%(0.3 Bcf / d)減少した。

・Baker Hughesによると,1月11日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は2から109リグに増加した。

以上だ。

天然ガス取引についてのアカウントで,上目線で見ている人がではじめている。

自分は,3-4月まで位の間で考えているので,まだ動かないだろ。ただトンガの噴火があり,夏の冷房需要は例年よりも下がるのではないかと思っている。ちなみに,拡張性費用について,2-5月までは,売りに+となっていることが多い。これは夏の冷房需要を見越して,期先が上がっているからであろう。

今年もその可能性はあるが,判断が難しいところ。

そういうときは,夏ではなく冬の参加の方がいいだろう。気温下がることを見越しやすいので,よくあげてくれそうだ。

以上。

2022年1月14日金曜日

天然ガス,短期予想まとめ

短期エネルギー見通し 


・ヘンリーハブの天然ガススポット価格は、2021年に100万英熱量(MMBtu)あたり平均3.91ドル。月平均価格は10月に5.51 / MMBtuに達したが,やかな気候となり,11月と12月に下落し,暖房に使用される天然ガスが少なくなった。ヘンリーハブのスポット価格は,2022年の第1四半期に平均3.82ドル/ MMBtu,2022年全体で平均3.79ドル/ MMBtu,2023年には3.63ドル/ MMBtuになると予想されている。

・米国の液化天然ガス(LNG)の輸出は,2020年の6.5 Bcf / dと比較して,2021年には平均98億立方フィート/日(Bcf / d)と推定されている。米国のLNG輸出能力の増加は、2022年には,平均11.5Bcf,2,023年には12.1BcfのLNG輸出に寄与すると予想されている。

・米国の乾燥天然ガス生産量は2021年に平均93.5Bcf / dで,2020年から2.0 Bcf / d増加した。天然ガスの予測生産量は2022年全体で平均96.0Bcf / dとなり,2023年には97.6 Bcf / dに上昇する予定ある。

・米国の天然ガス在庫は2021年12月に3.2兆立方フィート(Tcf)で終了,2016〜20年の平均を3%上回った。在庫は2022年3月に1.8Tcfで終了すると予測している。これは,3月末の2017〜21年の平均よりも8%多くなる。

・米国の天然ガス発電のシェアは2021年には平均37%であり,2022年には平均35%,2023年には34%になると予想されている。発電燃料としての天然ガスシェアの予測は,以下の理由から下落する。新しい再生可能エネルギー発電容量からの発電量の増加で,天然ガス価格の上昇により,石炭の平均発電シェアは2021年に23%に上昇したが,今後2年間でわずかに低下し,2022年と2023年には平均22%近くになる。

・再生可能エネルギー源からの発電容量は,2022年と2023年も引き続き増加すると予想される。予測には,風力と太陽光の両方の容量の増加が含まれており,太陽光の容量はより速い速度で増加する。西部の極端な干ばつ状況は来年にいくらか緩和する可能性があり,水力発電による米国の発電のシェアは2021年の6%から2022年と2023年には7%に上昇すると予測されている。


図の,青は月極の定額価格,赤が先物価格



1月2週 天然ガスまとめ+価格予測

おはよう。

今週の天然ガスは……10%あげて10%下げる,あいも変わらない天然ガスの挙動で草不可避だった。少し焼かれて,ポジポジになっていることに気がつき,資金は全て引いた。

そもそもスイング狙いなんだから,ポジポジになった瞬間あきらめろって話しやな。

さて,データはどうだろう。

・ 天然ガスの調査によると,稼働中の天然ガス在庫に対する毎週の純変化の推定値は,164Bcfから209Bcfの範囲であり,中央値は178Bcf。1月7日までの週のストレージからの純引き出しは合計179Bcf,5年間(2017〜 2021年)の平均純引き出しは155 Bcfで,昨年の純引き出しは134Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計3,016Bcfであり,これは5年間の平均より72 Bcf高く,現時点では昨年より199Bcf低くなっている。

・引き出しシーズン(11月から3月)のこれまでの5年間の平均よりも23%低くなっている。ストレージからの残りの引き出しシーズンの5年間の平均15.4Bcf / dと一致した場合,3月31日の総在庫は1,738 Bcfになり,5年間の平均1,666より72Bcf高くなる。

・IHS Markitのデータによると,住宅および商業部門の天然ガス消費量の増加が米国の総消費量の増加の大部分を占め,前のレポート週と比較して10.7%(10.3 Bcf / d)増加した。発電に消費される天然ガスは3.4%(1.0 Bcf / d)増加した。産業部門の消費も3.4%(0.9 Bcf / d)増加した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は1週間前から0.7%(0.7 Bcf / d)増加した。

・Baker Hughesによると,1月4日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は1から107リグに増加した。

2,023年までの予測

・1月の短期エネルギー見通し(STEO)では,ヘンリーハブの天然ガススポット価格は,2022年の英熱量100万単位(MMBtu)あたり平均3.79ドルで,2021年の平均である3.91 / MMBtuを12セント下回ると予測されている。

・天然ガスの月平均価格は、2021年3月から10月にかけて上昇したが,この年の最後の2か月で下落した。天然ガスの価格は,天然ガス生産の伸びが内需と輸出の伸びを上回っているため,2023年まで年平均で平均3.63 / MMBtu下落し続けると予想している。

・ヘンリーハブのスポット価格は,2022年のほとんどの間,横ばいで推移すると予測している。

・天然ガス生産量は,2022年には過去最高の960億立方フィート/日(Bcf / d),2023年には97.6 Bcf / dに2.7%増加すると予測している。一方で,米国の年間天然ガス消費量は比較的変わらない。

・2022年に,そして2023年に産業部門での消費の増加の結果としてわずかに増加したが,より多くの再生可能な発電所が設置されるにつれて電力部門で消費される天然ガスの減少によって相殺された。

つまるところ,再生エネルギーによる発電が不可能になるような,災害,乾燥,大雪などによって天然ガスの価格は上下する可能性を秘めているということ








2022年1月13日木曜日

1月12日 EIAまとめ

EIAは、原油価格が2022年と2023年に下落すると予測している。


というお話。

・2022年1月の短期エネルギー見通し(STEO)では,原油価格は2021年の水準から下落すると予測している。ブレントの価格は2022年には平均75ドル/ b,2023年には68ドル/ bになる。

・2022年には、石油生産が増加し、消費の伸びが鈍化し、世界の石油在庫が増加すると予想されている。

・世界の石油生産量は2022年に550万バレル/日増加し,石油消費量は360万バレル/日増加すると予測されている。

・2023年には,平均60万b / dの継続的な在庫増加が見込まれている。世界の石油生産量は,2022年から2023年に180万バレル/日増加,平均して1億280万バレル/日になる。

・一方で,2023年の世界の石油消費量は180万バレル/日増加すると見込まれている。2022年と同様に,この成長は主に米国と中国の消費の増加に牽引されており,2023年の消費の伸びの43%を占めると予測されている。インドの石油消費の伸びは世界全体のさらに14%を占めている。


















2022年1月11日火曜日

1月11日 EIAまとめ

太陽光発電は、2022年の米国の新しい発電容量のほぼ半分を占めるでしょう。


というお話。

Preliminary Monthly Electric Generator Inventoryよると,2022年には,46.1ギガワット(GW)の新しい実用規模の発電容量が米国の電力網に追加されると予想されている。2022年の容量追加のほぼ半分は太陽光であり,21%が天然ガス,17%が風力。


太陽光:太陽光発電容量は,2022年に21.5 GW増加すると予想されている。この計画され
    た新しい容量は,昨年の15.5 GWの太陽光発電容量の追加を上回る。

天然ガス:2022年には,9.6GWの新しい天然ガス火力発電容量がオンラインになると予想されている。

風力:2021年に,17.1GWの風力発電容量。さらに2022年には,7.6GWの風力発電容量になる予定。

バッテリーストレージ:米国のユーティリティ規模のバッテリーストレージ容量は,
           2022年に5.1 GW,つまり84%増加すると予想されている。

原子力:2022年に計画されている国の電力容量の追加は5%。




2022年1月7日金曜日

1月1週 天然ガスまとめ

おはよう。天然ガスは,相変わらず,3.6-4.0をふらふらとしている。同じエネルギーの原油が暴騰しているというのに,天然ガスは暴騰もせずうろうろしているだけ。

なんと情けない 

というわけではないのだが,そろそろ先物の価格はピークアウトしてもよいだろうし,寒気が入ってきて目先の低温が予想されれば,価格は一旦上がるがすぐに下がるのもこの時期の特徴の一つ。

こればっかりは仕方が無い。

さて,データはどうなっているのかな。

・天然ガスアナリストによると,稼働中の天然ガス在庫に対する毎週の純変化の推定値は,27Bcfから74Bcfの範囲であり,中央値は49Bcf。

・12月31日までの週のストレージからの純引き出しは合計31Bcf,5年間(2016〜 2020年)の平均純引き出しは108 Bcf。昨年の純引き出しは127Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計3,195Bcfで,これは5年間の平均より96 Bcf高く,現時点では昨年より154Bcf低くなっている。

・米国のLNG輸出は,先週から今週3隻増加した。

・米国海洋大気庁(NOAA)の報告によると,米国の住宅および商業部門の消費量は21.8%(7.6 Bcf / d)増加した。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,週ごとに13.3%(11.1 Bcf / d)増加した。電力および産業部門による天然ガス消費量も大幅に増加し,週ごとにそれぞれ9.6%(2.4 Bcf / d)および4.5%(1.1 Bcf / d)増加した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は1週間前から1.5%(1.5 Bcf / d)減少した。乾燥天然ガスの生産量は2.7%(2.6 Bcf / d)減少したが,総供給量の減少は,同じ期間にカナダからの平均純輸入量が28.5%(1.1 Bcf / d)増加したことで部分的に相殺された。

・Baker Hughesによると,12月28日火曜日に終了する週の天然ガスリグ数は,1週間前の106で横ばい。

・米国の天然ガス消費量は,2020年と比較して2021年に増加したが,2019年のレベルを下回ったまま。短期エネルギー見通し(STEO)によると,天然ガス消費量は2021年の平均で83.5 Bcf / dで,2020年の83.3 Bcf / dから増加したが,2019年の平均である85.3 Bcf / dを下回っている。

・EIAは、12月のSTEOによると,2021年の米国の乾燥天然ガス生産量は1日あたり平均934億立方フィート(Bcf / d)で,パンデミック前の最高値である92.9 Bcf / dを超えていると推定している。

以上だ。

いつの間にやら,5年平均の在庫量を超えている。この背景には一番最後の生産量の増加で,コロナ前を越え,最高値になっていることが挙げられる。つまるところ,消費自体は,まだ戻ってはいないが生産自体はコロナ前を上待っているため,米国では天然ガスが少し余っていると行っても良いのではないだろうか。

ここからの戦略としては,目先の寒気の流入からショートを少しずつ積み上げ,4月頃にイグジットを設定しておく方向性でいきたい。

本日は以上だ。

2022年1月4日火曜日

天然ガスお役立ちサイト

こんにちわ。

天然ガス取引において環境確認はとても需要です。環境と言っても短期的なものから長期的ものまであります。

個人的な意見を言わせて頂ければ,短期的な環境確認は大して役に立ちません。なぜかというと,商品先物の多くは取引を行っている個人が少ないため,他のFXや株価指数と比べて,投機など多くの資金を持っている企業などが取引しています。それらの取引主の多くの時間軸は短期的であることがとても少なく,多くは,長期的な手段と捉えている,とぎんいろは考えています。

実際は,短期的にもトレードされているので,この持論は役に立ちません。

こんな風に,天然ガスの世界は理不尽がまかり通っています。そんな中で,取引を行う個人というのはトレンドを味方につけなければ,いつか破綻してしまう銘柄です。

天然ガスにおけるトレンドとは,いわゆる季節性のアノマリーというやつです。

季節性のアノマリーは

・夏の冷房需要

・冬の暖房需要

の二つに絞ることが出来ます。

シンプルに言えば,夏の冷房需要が多ければ天然ガスの消費量が高まるので,自然と天然ガスの価格は上がっていきます。冬も同じで,冬が寒ければ寒いほど,天然ガスの需要が重要になってきます。

そんなわけで,長期的な環境確認がとても大事です。

でも環境の確認は何をすれば良いのでしょうか?

シンプルです。

・気温に関する予報

・在庫の状況

この二つに絞られます。あと少し挙げろ,といわれるのであれば,

・EIAの長期的な天然ガスの需要予測

を加えておくと良いと思います。

では,どこで確認するのか? ですが,シンプルに

EIA

言わずと知れた,アメリカのエネルギー省。基本的には英語ではあるものの,問題なく読もうとお思えば読める。ぎんいろはそこをまとめているので,このサイトを読んでも長期的な予報について理解できる。


NOAA

天候についてはこちらを確認しておきたい。こちらも英語であるので,見づらいと思うかも知れないが,視覚的にも確認できるので見ておくと良い。


原油投資情報サイト

こちらについては,更新頻度は多くないが確実にチェックしておいた方がいい。

特に,今年の爆上げについては,こちらのサイトの情報はとても確実であり,さらにその考察については度肝を抜くものだった。是非,こちらもチェックしておいた方がいい。

長期的な環境確認を行うのであれば,上記3つのサイトだけで十分である。

もしかすると,EIA原油投資情報サイトだけでも,監視しておくのは十分かも知れない。EIAの英語が憂鬱であれば,このサイトを見ておいてくれると,情報は提供していけると思う。


天然ガス取引に役に立つ個人・団体

株式会社Neulab

こちらは,投資の会社なわけだが,毎日継続的にNOAAの長期予報を載せてくれている。そのため,英語が苦手だったとしても,ここをフォローしておけば毎日天気予報の確認が出来る。

小菅 努

こちらはコモデティ全般の情報をくれる。そのため,天然ガスの取引のみを行う場合に,ノイズになりかねないリスクもあるわけだが,チェックしておくと,良い情報が入ってくる。

石油監査人

油関連で,必ず抑えておいた方がいい。情報についてはやや遅いわけだが,短期的なトレードをしていないのであれば,ある程度のペースで情報を取り入れていくのは迚も有用だと思う。


天然ガスのトレーダー編

Poitan@ポイタン@NGAS/VIX/CFD/EA/Python/Crypto

たまにしかつぶやきはないのだが,目線は確か。取引において,長期的な目線でとても素晴らしい洞察を提供してくれる。

不死鳥のひよっこFX

ぎんいろは結構見ている。レンジ取引を得意としているようにみえるが,短期的な売買としては参考になる取り引き手


こんな感じ。

Noteにする際には,何を見るべきか,まで詳しく書いて,有料化しようと思っています。

特に長期的なトレンドを見極めることについては,ファンダメンタルとテクニカルの両方を用いていますので,その辺詳しくしたいかな,と思っています。

では,また。

S&P500について

新年明けましておめでとう。今年もよろしくお願いいたします。

さて,年が明けての一発目のブログがまさか,S&Pとは思わなかった。

というのも,何気なくTwitterを見ていたら,



なに?? あの魔界である指数で勝ち越せ??

一体何を言っているのか。まんぼうさん,大丈夫か,こんな記事だして。と思って
ブログを読んでみた。

…………

…………

なるほど,合理的だな。理にかなっている。

・S&P500のロングのみ


⇒ 非常にシンプル
  1000ドル(約12万)を入金し,1000ドルの下落に耐えるようにする

・勝率は,49戦37勝12敗(配当含む:39勝10敗「1973年までのデータ」)

⇒ 【S&P500 トータルリターン総まとめ】

 

・投資環境

⇒ スワップフリーなので,手数料が(いまのところ)不必要


・利益

⇒ 出典:まんぼうブログ













なるほど。

スワップを必要とせず,ロングを長期的に保持し,EAによる自動売買でもあるので当時環境の変化によらず,継続的に利益を確保できる,というわけか。

海外での使用経験や金額的にも比較的行いやすい。

何よりもS&P500の勝率からすると,これは勝てることを期待したい。


しかし,海外が最適解なのだろうか??

ここで,国内のGMOクリック証券を出してみよう。Exnessと比較しながら。


・投資環境

⇒ スワップはないがスプレッドが存在する。

  スプレッド

  GMO :0.3ドル

  Exness:1.0ドル(平均)

  スワップ

  GMO :下記参照

  Exness:0


・GMOのスワップについて

 GMOのCFDには価格調整金がある。価格調整金とは,限月の変更に伴う価格変動に対して,お金を支払うまたはもらう,というものである。

 GMOでは,過去のデータを参照に出来るため,買いの価格調整金を見てみると

 2011年12月以降,41回の価格調整があった中,32勝という好成績。











この通り,コロナ禍における上昇時にマイナスが出ているだけで,常に買いのスワップが出ている。

・必要な費用(1000ドルの下落に耐えることを前提として)

  GMO :必要証拠金 6万 1000ドル下落時の必要金額 12万

       合計18万(ただし円安により金額が上がる可能性がある) 

  Exness:先述の通り,約12万


・レバレッジ

  GMO :10倍

  Exness:200倍


現時点で考えられるGMOクリック証券でのメリット

・価格調整による買いのプラススワップがあること

⇒ 長期的に保有することが目的であるのならば,買いのスワップによる利益を狙うのも

  ありである。

・スプレッドの小ささ

⇒ 長期を前提としなければだが,メリットとは言い切れない

・S&P500が下落する年にかかわらず,買いのスワップが得られる

⇒ 長期前提でこれは美味しい。ただし,焼け石に水の可能性もある。


現時点で考えられるGMOクリック証券でのデメリット

・専用EAが開発されていない

⇒ EAのロジックを理解して行えばいいのだが,そもそもGMOではEAが使えず,機械的な

  売買が出来ない

・レバレッジの差

⇒ 必要な資金が変わってくる上に,決済による利益の差額が大きくなる。ということは,

  元本の上昇率が下がってしまうので,途中出来あきらめることにつながる


まとめ

海外が最適解か,という視点から国内の証券会社と比較してみた。

国内証券会社のメリットとしては,長期的に保有する,という点に収束する。手放さずに,長期的に上昇するのを待ち,利益を上げることが目的であれば,国内をおすすめする。

ただし,短期的にも,資金の上昇効率という点から見ても,海外FX業者であるExness業者に軍配が上がる。さらに言えば,EAが開発され,投資環境としても整っている点も上げることが出来るだろう。


というわけで,そこまで厳密ではないが,国内証券会社との比較には成功したのではないだろうか。

次は,天然ガスのお役立ちサイト,人物を紹介するブログを挙げる。

では,またね

7月3週 天然ガスまとめ