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脅威の固定スプレッド!!

2022年12月2日金曜日

12月1週 天然ガスまとめ

こんにちわ。

昨日はすっかり日記を忘れていた。申し訳ない。

今週の天然ガスは,欧米の時刻での天気予報を発表をきっかけに大きく上昇した。冬の暖房需要が見込まれる,とのことで8.0近くまで上昇し,その後は緩やかに下落している。需要関連はこうやって急騰し,緩やか,または急落していく。現在の上値が重くなったのは,一端の需要の織り込みが終わったのに加えて,在庫統計では予想以下の取り崩しであったことが挙げられる。

普段なら,12月初旬をピークに,天然ガス価格は上下はするが徐々に下落していく。今年は,欧州の天然ガスの貯蔵問題があり,ウクライナ戦線の膠着により,このあとが非常にわかりにくい状況だ。

ただし唐突に終わったとしても,経済制裁がそのまま終わるかは分からないし,どうなるかも不明である。

さて,データはどうであろうか。

・TheDeskが天然ガスアナリストに行った調査によると,週明けの可動式天然ガス在庫の純増減は76Bcfから121Bcfの範囲で,中央値は86Bcfと推定されている。

・11月25日に終わる週の貯蔵所からの純引出量は81Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純引出量は34Bcf,昨年の同じ週の純引出量は54Bcfと比較された。稼働中の天然ガス在庫は3,483Bcfで,5年平均より86Bcf(2%),昨年の同時期より89Bcf(2%)減少している。

・ベーカーヒューズ社によると,1123日(火)に終わる週の天然ガスリグ数は,前週から2リグ減の155リグとなっている。

・ポイントロジックのデータによると,米国のLNG輸出基地への天然ガス搬入量は全体で前週比0.5Bcf/d減少し,今週は平均11.6Bcf/dとなった。南ルイジアナのLNG輸出基地への搬入量は0.1Bcf/d減の8.5Bcf/dとなり,南テキサスのLNG輸出基地への搬入量は0.4Bcf/d減となった。

・BloombergFinance,L.P.の出荷データによると,11月24日から11月30日までに16隻のLNG船が米国から出荷され,合計59Bcfの容量となった。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比0.6%(0.7Bcf/d)の減少となった。乾式天然ガス生産量は前週比0.5%0.5Bcf/d)増加し,カナダからの平均純輸入量は前週比18.4%1.2Bcf/d)減少している。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比16.5%(16.6Bcf/d)減少した。発電用天然ガス消費量は前週比14.4%(4.7Bcf/d)減少した。産業部門は前週比5.1%1.3Bcf/d)減少,家庭・商業部門は中西部から東海岸にかけて平年より気温が高かったため,25.1%10.6Bcf/d)減少した。メキシコ向け天然ガス輸出は5.8%(0.3Bcf/d)増加しました。米国のLNG輸出施設への天然ガス受入量(LNGパイプライン受入量)は平均11.6Bcf/dと,先週より0.5Bcf/d減少した。

以上だ。

現在も値を切り下げているが,このまま継続して下げ続けるかは不明だ。ただ今日は週末でもあるので,手じまいが始まっているのも確かだろう。

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