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脅威の固定スプレッド!!

2021年5月31日月曜日

5月4週目 天然ガスまとめ

おはよう。

昨週は2.9~3.0をうろうろして,結局3.0に乗せていた。今週の始まりとしては窓をウエイ開けて始まっており,天然ガスは3.0~2.9台のレンジを形成していくようにも見える。

さて,データとしてはどうだろうか。

・天然ガスの在庫統計は,予想が104であったが,115Bcfとなり,予想を上回る在庫量となった。ただし,例年に比べると,5 年間 (2016 ~ 2020 年) の平均正味注入量は 91 Bcf,昨年の同じ週の正味注入量は 105 Bcf である。稼働中の天然ガス備蓄は合計 2,215 Bcf であり,現時点で 5 年間の平均よりも 63 Bcf、昨年よりも 381 Bcf 少ない状況となっており,在庫量の増加は大きいものの,例年よりも備蓄が少ないと言える。

・日本もそうであるように,米国も現在初夏を迎えている。IHS Markit のデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,電力部門の消費に牽引された先週のレポート週と比較して2.8%増加している。発電用に消費される天然ガスは,東部と中西部の気温が通常よりも高くなるにつれて冷却需要が増加したため,週ごとに15.4%増加した。産業部門の消費は,前週比で 3.1% 減少している。

・このように需要が上がってきている。一方で,天然ガスの平均総供給量は,前のレポートの週と比較して 0.4% 増加した。乾燥天然ガスの生産量は,前週の報告と比較して 0.7% 増加し,92.4 Bcf/d となった。IHS Markit は 93 Bcf/d 近くで,日曜日の生産量は 2020 年 4 月中旬以来最高であると推定している。

・リグ稼働数は99基となっており,先週の100基から1基減少している状況である。

天然ガスの状況はこのようである。

全体として,夏の需要に対して生産量を上げて言っている印象であるが,在庫としてはまだ不足している。今年の夏も例年に比べて暑いという予報がされており,夏の暴騰に期待が出来ると考えている。

2021年5月24日月曜日

5月4週目 天然ガスまとめ

おはよう。

さて天然ガスは大きく下窓を開けてスタートした。先週からここまで,特に新たな材料がなく進んだ。週末には,メキシコで湾ハリケーンへと発達するか? といった天気予報だったが,結局発達せずに終わっており,生産施設の稼働が停止することが予測される中で,当てが外れ下窓を開けたのだと考えられる。

結局,3.2から2.9まで下げるという相も変わらずあほなことしているように見える。

さて,データを見ていこう。

・リグ稼働数は先週の103から100へと減少している。原因については子細に書かれておらず,ただ石油側のリグ稼働数は順調に増えてきている。おそらく先々週の大幅な増加を是正する動きではないか。

・天然ガス供給は先週と変わらず103.9。昨年が97.1となっている。どうやら2020年5月の天然ガス生産量は過去五年を見ても,最低点であったようである。今後2022年末まではEIAによると,天然ガスの生産は徐々に増加していくことが見込まれており,価格もそれに台頭したものになるとみられている。

・在庫統計に関してあ71Bcfで,予想の60を大きく上回った。5年間の増加量は86 Bcfで,昨年は84Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,100Bcfであり,これは5年間の平均より87 Bcf低く,現時点では昨年より391Bcf低くなっており依然として,供給の不足となっている。

ここから,先週あたり大きく上に動いたことから,天然ガスの天候相場を感じさせる。夏に向けて,ロングを仕込むのにはちょうど良いのかも知れない。ただし,すこしずつ。

2021年5月17日月曜日

5月2週目 天然ガスまとめ

おはよう。最近,月曜日の朝更新なのは,土日に土地やら家やらに関することをしているのでなかなか更新している暇が無いからである。さて,朝の天然ガスだが,久しぶりの窓開け。何があったんだろうか,と思いながら,情報をS具っているものの特筆したものは……見つけられない。

また,欧州時間から情報がちらほら出始めるはうなので,放置するのが一番であろう。

しかし,先週までの横横プレイから,行きなら3.0を越してくるのは本当にやめてほしいなぁ。だがまぁそうも言っていられない。いつでも市場は市場の味方であり,我々はそこについて行くしかない。

さて,データを見ていこう。

・5月7日までの1週間の作動ガスへの正味注入量は合計710億立方フィート(Bcf)であった。予想が76Bcfであるので,在庫の増え方としては,多くない。また,5年間(2016〜 2020年)の平均正味注入量は82 Bcf,昨年の正味注入量は104Bcf。やはり天然ガスの在庫が例年よりも逼迫している状況と言える。

・現在の,天然ガスの在庫は合計2,029 Bcfで,前年のレベルより16%低く,5年(5年)より3%低くなっている。夏の冷房需要がいかほどかにもよるうえに,現在の経済活動の戻り具合も見ていくと,不足がより強調されるかも知れない。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して6.3%増加している。南部の温暖な気温が冷房需要を減少させたため,発電用に消費される天然ガスは週ごとに5.6%減少したようだ。産業部門の消費は,週ごとに2.3%増加。

・住宅および商業部門では,気温が通常よりも低い中西部および北東部での暖房需要の増加により,消費量が39.5%増加しました。メキシコへの天然ガスの輸出は4.7%増加して6.2Bcfに。米国の液化天然ガス(LNG)輸出施設(LNGパイプラインの受領)への天然ガスの供給は,平均して11.2 Bcf / dで、先週とほぼ同じレベルとなっている。

・リグ稼働数は,先週の96基から103基となり急に増加している。生産量自体は,前のレポート週と比較して0.5%増加した。そこまで多くはないように見えるが,今後どの程度まで増加していくか注視が必要である。

今週のデータはこのようである。

全体的に生産量が増加していく流れだが,それ以上に昨年や五年平均と比べて,在庫が逼迫している状況である。やはり経済の再開に伴い,押し目買いと行きたいところだが,押し目待ちに押し目無し,という格言の通りなのかも知れない。


2021年5月10日月曜日

5月1週 天然ガスまとめ

おはよう。

土地が見つからない。まぁこの辺は仕方が無いし,急いで焦っても意味が無いのでのんびり行きたいところ。そんな週末を過ごしていた。さて,天然ガスの様子だが昨週はどうだろう。

天然ガスは横横の展開で,特に材料が無かったように思える。在庫統計自体は,60Bcfとよそくの64を下回ることとなったが,先週のように在庫の増加が抑えられたわけでもなく,まぁまぁ,といったところではないだろうか。

そのほかにも特に材料がなく過ぎているため,横の展開となったと考えられる。

・EIAの発表によると,今年の4月までの天然ガスを利用した発電量は,同時期の7%減少となった。2017年より伸び続けていた天然ガスによる発電が一旦頭打ちになったのだろうか。再生可能エネルギーとの競争もあり,こうした減少につながっている可能性がある。天然ガスによる発電量は2022年まで続くと見込まれており,2021年に6.8%減少し、2022年にはさらに2.3%減少すると予測されている。

・一方で,3月までの暖房需要については,増加し,冬期の生産高は減少したため,今年の冬の価格は上がっていたのだと考えられる。

・天然ガスの供給は103.8と先週より,0.5多くなり,昨年の100.2と比べると3.6の増加が見られている。一方で,天然ガスの在庫は合計1,958 Bcfで,前年のレベルより15%低く,5年(5年)より3%低くなっている。また,昨年の在庫増加は103Bcfであった。稼働中の天然ガス在庫は合計1,958Bcfであり,これは5年間の平均より61 Bcf低く,現時点では昨年より345Bcf低くなっている状況である。

・リグ稼働数は2基増えている。生産量増加への期待が持てるのではないだろうか。

・昨日の報道だが,原油生産施設へのハッキングがあり,朝から原油価格は上昇している。落ち着くまでは,天然ガスも同じようについて行くのではないだろうか,と考えている。


以上である。

大きく見ていくと,天然ガスの価格自体は下がっていくように見えるが,短期的には冷房需要との綱引きがあり,上昇していくのではないだろうか。ただ,現状はやはりトレードには適していないように思える。夏の需要,冬の需要を捉え,長期的にショートにベットしておきたい。

2021年5月3日月曜日

4月5週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。

最近,自宅を建てるという事から,住宅展示場やら相談やらで忙しい。忙しいけれども,少しの余裕があるが,その余裕でウマ娘をやってしまったり,「存在と時間」を読んだりしているのでなかなか天然ガスに手が出てこない。

さて,その天然ガスだが見事に2.9に戻っている。押し目待ちに押し目無し,という格言の通りのように見える。強い米国経済指標を受けて,また,先週からの在庫の逼迫から価格を上昇させているように思える。

ここからもこのまま強い指標が続いていけば,さらに価格を上昇させることだろう。例年の酷暑の傾向もあり,冷房への需要がさらに高まってくるのではないだろうか。長期予報を見ても,やはり,平年以上の気温が予測されている。この点からも,先週までの押し目買いから,トレンドフォローに転換していくタイミングなのかも知れない。


さて,データはどうだろうか。

 ・天然ガスの在庫統計の予測値は11Bcfであった。結果としては,15Bcfなのだが,問題な  のは五年平均である。5年間(2016〜 2020年)の平均注入量は67 Bcfで,昨年の正味注入量は66Bcfであった。確かコロナが少し落ち着き,和らいだ時期の話である。今年の生産量はそれよりも低い状況にあり,価格が上昇しているのは当然のことに見える。

・また,稼働中の天然ガス在庫は合計1,898Bcfであり,これは5年間の平均より40 Bcf低く,現時点では昨年より302Bcf低くなっている。このように完全に逼迫していることがわかる。インフレ云々ではなく,天然ガスが全体的に足りていないのがわかる。

・リグ稼働数は変わらず,94基のままであった。

・生産は昨週よりも0.9伸びており,102.9Bcfとなっているが,冷房需要に向けての生産を高めていってほしいところだが,低くなっている。ちなみに昨年は102.4ではあるが,先に記述したように,昨年は302Bcfほど現在の在庫が潤っていた。こうしたことからも現在がいかに足りていないかがわかる。

さて,現状は価格上昇市価見込めない状況である。多くの人が,天然ガスは上がると思っている状況ではないだろうか。参考にすべきではないが,商品先物は多くが一方通行の形をとる。無理に,ショートを積みかねる必要は無く,このまま上昇にベットした方が分が良いのかもしれない。

7月3週 天然ガスまとめ