こんにちわ。
明日からまた相場が始まっていくので,今週の動きをまとめておこう。今週の天然ガスは,続落している。月曜日の高値をピークに右肩下がりだった。もちろんGMOクリック証券ではロールオーバーで,限月が変わっており,一見大きく下げているように見えるが,それを差し引いても,右肩下がりだった。
昨週は,テキサスの寒気により生産施設などが停止したために,大きく上昇しており,今年の上昇はこれで終わり,という可能性を感じさせられた。一方で,コモディティ全体が値を上げてきており,インフレからの天然ガスの価格上昇も臭わせている。
非常に,自分にとっては取りにくい相場だった。
さらに,
🤔 エントリー根拠のない天然ガスは地獄やな。。このところ、チャート見ずに雰囲気で、死亡事故にあったわけだから、本当にダメやな2.8でお試しとかで無く、完全に2.7。チャート引いても、見なきゃダメやん🤣 pic.twitter.com/QhefD7D5Yz
— ぎんいろ (@yurinagasi46) February 27, 2021
と言う状況で,今週は非常に踏んだり蹴ったりであった。
さて,今週のデータはどうだろうか。
・天然ガスのスポット価格は基の23ドル付近から,2.75ドル付近へと下がり,例年のレンジに戻ってきている。これには寒気が緩和されたこともあるのだが,生産量も92.9Bcfとなり,昨週の88.7から戻ってきていることもある。ただ例年では102Bcfとなっているため,例年に比べるとまだ生産量が少ないことが分かる。
・天然ガスの在庫は合計1,943 Bcfで、前年のレベルより13%低く、5年(5年)より8%低くなっている。在庫統計は,-338Bcfの減少となっており,予測の-333よりも多くなった。今後生産量が戻らない限りは,在庫が減少したまま,冷房需要が求められるのではないか。
・ただリグ稼働数は,91基と昨週よりも1基増加している。
・今一度,2月9日に発表されていたEIAによる見通しを確認しておこう。EIAは、2021年の米国の天然ガス総消費量は平均817億立方フィート/日(Bcf / d)で、2020年から1.9%減少すると予測している。米国の総消費量の減少は、増加の結果として電力に消費される天然ガスの減少を反映。昨年と比較した天然ガス価格。2021年、EIAは、住宅用天然ガス需要が平均12.9 Bcf / d(2020年から0.2 Bcf / d増加)、商業需要が平均9.1 Bcf / d(2020年から0.6 Bcf / d増加)になると予測している。
・現在アフターコロナ相場になってきており,インフレを感じさせる動きを,他のコモでティティはしているところをみると,EIAの予測に反して,消費量は増加する可能性が高い。
現状のデータはこのような感じだ。寒気による生産力の低下から徐々に戻り始めているが,大幅な在庫の減少から,今後の生産が増加させられるか,に注意を払っていかなければならない。
昨日、例年の天然ガス価格の上がいつからあったのか,を見ていたら、5~6月に上昇の可能性があると見受けられた。ただし,今年は4月頃にラニーニャの活動が停止するため,昨年の夏の値動きほど大きくなる可能性は低い。
ただ,インフレ傾向にあるため,長期的に見れば夏に向けてロングのポジションを取っておきたいところだ。
現状,ツイートの通り,2.7をそことして考えてロングをしていきたい。ただし,3月までは下に押す可能性が高いため,底抜けには注意が必要だ。
と言うわけで,3~4月の間にロングのポジションを作っておき,7月~8月初旬にかけてポジションを整理していく方針で行きたい。