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脅威の固定スプレッド!!

2022年8月26日金曜日

8月4週 天然ガスまとめ

こんにちわ。

先程1週間ずれていることに気がついた。今週の天然ガスは,10突破にトライしたものの,はじかれて終わっている。在庫統計の結果を受けて9.1までいったんは下げたが,現在は9.5を横に進んでいる。

中国の金融緩和に加えて,ウクライナ紛争の長期化が懸念される中,冬の暖房需要へと関心が移っているように見える。冬の暖房需要は,夏の冷房需要に比して大きい。特に,欧州も絡んでくることから,その爆発力は夏の比ではない。

ここのことろ,買い,しか

述べていないが本当にそれしかないのであるのも事実である。

9.1付近から少し,買ってみたいが,状況を見ながらという流れか。このまま,10を突破しそうではあるものの。先物価格を見るに,1月限が9.8なのは気になるなぁ。ちょっと,先物チャートの価格も作っていくか。CFDだけで,視点を広げていないのはもったいないな

さて,データはどうだろうか。

・TheDeskが行った天然ガスアナリストの調査によると,1週間の可動式天然ガス在庫の純増減は51Bcfから67Bcfまでの幅があり,中央値は59Bcfと推定されている。8月19日に終わる週の貯蔵所への純注入量は60Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量46Bcf,昨年の同週純注入量32Bcfと比較して増加した。稼働中の天然ガス在庫は2,579Bcfで,5年平均より353Bcf(12%),昨年の同時期より268Bcf(9%)少なくなっている。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を6%下回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が5年平均の9.8Bcf/dと同じであれば,10月31日の総在庫は3,292Bcfとなり,この時期の5年平均3,645Bcfより353Bcf低くなる。

・ベーカーヒューズ社によると,8月16日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週比1リグ減の159リグとなっている。

・フリーポートLNGは,6月8日の事故以来停止していたテキサス州フリーポート近郊のキンタナ島の輸出施設の一部操業を再開する計画を発表した。この計画では,11月上旬から中旬に初期生産を開始し,11月末までに少なくとも2Bcf/d(施設の輸出能力の85%以上)を維持するレベルにまで増加することを見込んでいる。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比0.8%(0.8Bcf/d)の増加となった。乾式天然ガス生産量は前週比横ばい。カナダからの平均純輸入量は,前週比17.7%(0.8Bcf/d)増加した。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比0.3%(0.2Bcf/d)減となった。発電用天然ガス消費量は前週比0.7%(0.3Bcf/d)減少した。産業部門は前週比0.6%(0.1Bcf/d)減少した。家庭・商業部門では2.5%(0.2Bcf/d)増加した。

以上だ。
フリーポートって,10月でなかったか? 遅れていたのね。

2022年8月19日金曜日

8月4週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。

天然ガスは大きく暴騰した。一旦,8.5付近までの下落を見せて,その後9台まで一気に上昇した。昨夜の強気の在庫統計を受けて,9.6まで上昇したが,9.1までずるずると下落している。

ここのところ在庫統計の結果を見ていくと、弱気の在庫統計の後は大きく上昇,強気の在庫統計の後は大きく下落するという,矛盾というか事実でどっちかに動かしている。

まぁ確かに,9.6付近は売りを浴びせあれるような動きをしているので,仕方が無いと思われるが,次はどこまで下落した後に,ここを抜けていくのだろうか。

さて,データはどうだろうか

・ TheDeskが行った天然ガスアナリストの調査によると,1週間の可動式天然ガス在庫の純増減は,14Bcfから43Bcfまでの幅があり,中央値は29Bcfと推定されている。812日に終わる週の貯蔵所への純注入量は18Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量47Bcf,昨年の同週の純注入量46Bcfと比較すると,その差は歴然としています。稼働中の天然ガス在庫は2,519Bcfで,5年平均より367Bcf13%),昨年の同時期より296Bcf11%)少なくなっている。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を7%下回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が5年平均の9.5Bcf/dと同じであれば,1031日の総在庫は3,278Bcfとなり,この時期の5年平均3,645Bcfより367Bcf低くなる。

・ベーカーヒューズ社によると,8月9日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,1週間前より1リグ減の160リグとなった。

・Bloomberg Finance, L.P.の出荷データによると,8 月 11 日から 8 月 17 日までに 19 隻のLNG船が米国から出港し,合計 70 BcfのLNG輸送能力を持つことが判明した。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比1.7%(1.8Bcf/d)減少した。乾式天然ガス生産量は前週比1.1%(1.1Bcf/d)であった。カナダからの平均純輸入量は,前週から13.2%(0.7Bcf/d)減少した。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比8.0%(6.0Bcf/d)減少したが,これは発電用の天然ガス消費量が前週比12.3%(5.4Bcf/d)減少したことが要因である。東海岸と中西部で気温が低下した。産業部門の消費量は前週比0.7%0.1Bcf/d)増加した。家庭・商業部門では7.6%(0.7Bcf/d)減少した。

以上だ。

輸送が少しずつ上がってきている。

そろそろ夏の冷房需要が下がり,冬の暖房需要が意識されてくるだろう。そして,LNGの輸送施設の復帰から,欧州との価格との連動も見込める。

どこで買うか。だな

2022年8月12日金曜日

8月3週目 天然ガスまとめ

こんにちは。

天然ガスは今週、暴騰した。7台の後半から,8.9まで上昇し, 現在は8.6台まで下落している。10までいきそうな気もしたんだが,ずるずると下げている。昨日の在庫統計は予想よりも上回っており,弱気であることはまりがいないのだが,発表直後一時的に下げその後8.9まで上げている。

ここのところの傾向として,弱気の在庫統計が出るものの,その後大きく値段を上げている。おそらく,在庫の増加は弱気だが,結局それが輸出できるような体制がとれれば現在の在庫では不足している,という思惑が働いているのだと思われる。

ただ,現在の下落は利益確定も波乱でいると思うが,



こうしたこともあるのではないかと思う。ヘッドラインに注目する日々が続いているが,電撃的に戦争が終結したとして,ロシアの天然ガスはどうなるんだろうか。ロシア側が勝利するのであれば,制裁を科したEUにこれまで通り輸出するとは思えない。

一方,ウクライナが勝つとしても……なんとも言えない。
予測が立たないことは,仕方が無いので,変わらず取引していこう。

さて,データはどうだろうか。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を5%下回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が5年間の平均である9.3Bcf/dと同じであれば,1031日の総在庫は3,307Bcfとなり,この時期の5年間の平均3,645Bcfより338Bcf少ないことになる。

 TheDeskが行った天然ガスアナリストの調査によると,1週間の可動式天然ガス在庫の純増減は,30Bcfから47Bcfの範囲で予測され,中央値は40Bcfとされた。85日に終わる週の貯蔵所への純注入量は44Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量45Bcf,昨年の同じ週の純注入量44Bcfと比べ,やや増加している。稼働中の天然ガス在庫は2,501Bcfで,5年平均より338Bcf12%),昨年の同時期より268Bcf10%)少なくなっている。

・ベーカーヒューズ社によると,82日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週から4リグ増の161リグとなった。

・ BloombergFinance,L.P.の海運データによると,84日から810日までに17隻のLNG船が,合計64BcfLNGを積載し米国を出港した。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比0.1%(0.1Bcf/d)減少した。乾式天然ガス生産量は前週比0.2%(0.2Bcf/d)増加した。カナダからの平均純輸入量は,前週から6.0%(0.3Bcf/d)減少した。

 ・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比2.7%(1.9Bcf/d)増加した。発電用天然ガス消費量は,北東部の気温が平年より高く,空調需要が増加したことから,前週比4.0%(1.7Bcf/d)の増加となった。米国産業部門の消費量は,前週比0.6%0.1Bcf/d)増加した。住宅・商業部門では1.4%(0.1Bcf/d)増加した。

以上だ。

2022年8月5日金曜日

8月1週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。

天然ガスの動きは,7.6-8.5というレンジのようにも見える。ただ,7.6からの急騰があったため,このままじわじわと下がっていく可能性があまり見えない。というのも,急騰直前に輸出ポートの10月再開のメドが立った,というニュースが出ている。

とするならば,米国に貯まっていた天然ガスが欧州に輸出できる見込みが立った,ということでもあるため,欧州の価格に左右される可能性が高くなると言うこと。

そして,ハリケーンシーズンである9月が近い。

昨年の悪夢であるが, ハリケーンの短期上昇かと思ったら,精製上の被害が大きく,そのまま冬の暴騰に繋がっていった。今期もそれが起こりうる可能性はある。また,応手の冬の時寿もあるため,10も視野に入るのではないか。

さて,データはどうだろうか。

・The Desk が行った天然ガスアナリストの調査によると,1 週間の可動式天然ガス在庫の純増減は 19Bcf から 44Bcf までの幅があり,中央値は 33Bcf と推定された。7月29日に終わる週の貯蔵所への純注入量は41Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量33Bcf,昨年の同じ週の純注入量16Bcfと比べ,大幅に増加した。稼働中の天然ガス在庫は2,457Bcfで,5年平均より12%(337Bcf),昨年の同時期より10%(268Bcf)少なくなっている。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を5%下回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が 5 年間の平均である 9.0Bcf/d と同じであれば,10 月 31 日の総在庫は 3,308Bcf となり,この時期の 5 年間の平均 3,645Bcf より 337Bcf 少ないことになる。

・ベーカーヒューズ社によると,7月26日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週比2リグ増の157リグとなった。

・・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比 0.5%(0.5Bcf/d) の増加となった。乾式天然ガス生産量は前週比 0.9%(0.9Bcf/d) 増加し,カナダからの平均純輸入量は前週比 6.2%(0.4Bcf/d) 減少している。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比 1.8%(1.3 Bcf/d)減少した。米国のほとんどの地域で気温が平年に近かったため,冷房需要が減少した。発電用天然ガス消費量は前週比2.7%(1.2Bcf/d)減少し,住宅・商業用セクターの消費量は3.3%(0.3Bcf/d)減少した。産業部門の消費量は前週比0.7%(0.1Bcf/d)増加した。

以上。

少しずつ,押し目を拾っていこうと思っている。
ひとまずは,試し玉を。7.6まで下げることを想定しながら。



7月3週 天然ガスまとめ