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脅威の固定スプレッド!!

2021年11月25日木曜日

11月5週 天然ガスまとめ

おはよう。

今週の天然ガスは,4.8-5.2をうろうろと方向感無く進んでいる。材料らしい材料もなく,気温と在庫とに左右される動きとなった。こうした場面では,レンジと想定して損キリ浅めに対応するか,特にポジションを作るべき場面ではないと考えている。

おそらく,寒波がどこかで到来し,急騰が見られると思うので,その当たりでショートを積んでいきたい。今のところ原油の備蓄放出については天知影響がないように見られる。


さて,データはどうだろうか

EIAのレポートが提出されなかったため,データはかなり薄めだ。

・天然ガスのデスク調査によると,取り崩し21Bcfが予想であり,予想通りの結果であった。現時点での在庫は昨年より320Bcf少なく,5年間の平均である3,681Bcfを58Bcf下回っている。

・地区別では,東部が前週から11Bcf、中西部は13Bcfそれぞれ取り崩し、一方で西部は1Bcf、南部は6Bcfそれぞれ積み増しとなった。

以上。

あまりにもデータが少ないので,残念なブログになってしまった。

申し訳ない。

2021年11月22日月曜日

11/22 EIAまとめ

こんにちわ。

EIAは、2022年中に原油価格が下落すると予測している


という記事。
要点をまとめていこう。

・11月の短期エネルギー見通し(STEO)では,OPEC +諸国と米国からの生産量の増加により,2022年に世界の液体燃料在庫が増加し,原油価格が下落すると予測している。

・このシフトにより,ブレント価格に下向きの圧力がかかると予想されている。ブレント価格は,2022年には平均72ドル/ bになる。

・WTIの価格は2021年10月の平均$ 81 / bから2022年12月に$ 62 / bに下がる。

・先物市場も同様に,バックワーディションと呼ばれる長期契約と比較して,短期契約の価格が高いことを示している。

・長期原油契約価格は低く,よりバランスの取れた市場への期待を反映している可能性がある。

以上だ。



2021年11月19日金曜日

11月3週目 天然ガスまとめ

おはよう。

今週の天然ガスは,強気な気温予想を皮切りに週の最初は上げていた。そこにドイツがロシアからの天然ガスのパイプラインに関して,遅延させるようなことをしやがって,上昇に拍車がかかる。

結局,5.4近くまで上げたものの,その後は急落し,5.0を割ることとなった。昨晩の在庫統計も予想より多めの積み増しであり,弱気な結果となっている。そうではあるものの,価格は大幅に下げておらず,いつ反応するのか,それとも織り込んでいたのか,謎が多い。











先日より上げている記録だが,未だに上昇トレンドのラインよりも上にある。ただ,2018年,2020年と比較すると,そろそろ上昇も終わりなのではないか,と思わせるようなチャートである。

これ自体は,終値のみをおっているので,高値・安値を無視した動き。

だがまぁ,大凡の特徴は理解できるであろう。

さて,在庫統計を受けてのEIAの発表に移る。

・天然ガスアナリストの調査によると,天然ガスストックに対する毎週の純変化の推定値は.純注入量が13Bcfから33Bcfの範囲であり,推定値の中央値は23Bcf。正味注入量は合計26Bcf,5年間(2016〜 2020年)の平均正味引き出し量は12 Bcfで,昨年の注入量は28Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計3,644Bcfで,これは5年間の平均より81 Bcf低く,現時点では昨年より310Bcf低くなっている。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して3.0%(2.3 Bcf / d)増加した。週ごとの最大の増加は,消費が住宅および商業部門で11.8%(2.9 Bcf / d)増加した。NOAAが報告した米国北部と中央部の大部分で夜間の平均気温が氷点下に近づき,米国北部と南東部で日中の平均気温が冷え込みんだ。発電用に消費される天然ガスは,3.0%(0.9 Bcf / d)減少し,産業部門の消費量は,1.1%(0.2 Bcf / d)増加した。

・IHS Markitのデータによると,今週の天然ガスの平均総供給量は99.3 Bcf / dに減少し,前のレポート週の合計101.0 Bcf / dから1.7%減少した。

・Baker Hughesによると,11月9日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は2から102に増加した。

以上だ。

今回から,注入量と引き出し量と二つの言葉が出ているので,強調した。

普段この時期は取り崩しが始まっているので,混乱を防ぐためでもある。

今後は,緩やかに下落していくと考えているが,突発的な寒波の襲来により大きく上げることがあるだろう。余裕を持って,価格が落ち始めたところでショートを積み増していく,という方針で十分であろう。


2021年11月18日木曜日

11/17 EIAまとめ

新しい天然ガスパイプライン容量は,輸出および北東市場へのアクセスを拡大

という記事。

・2021年の第3四半期に,主に湾岸および北東部の需要市場に供給される,1日あたり40億立方フィート(Bcf / d)を超える新しい天然ガスパイプライン容量が稼働すると推定。

この湾岸はアメリカの事













・当該の計画を,ガルフコーストと記載してあった。

・ガルフコーストでは,3つのプロジェクトが第3四半期にサービスを開始するか,部分的に完了し,合計3.6 Bcf / dの追加パイプライン容量。

3つの内訳は以下の通り。

・ウィスラーパイプライン:2021/07/01にホワイトウォーターが運営する新しい2.0 Bcf / Dパイプラインを完成。Agua Dulce Hubは、メキシコの需要市場に供給するために国境を越えるいくつかのパイプラインの供給ポイントとして機能します。

・アカディアナ拡張プロジェクト:2021/08/06に,8.94Bcf / D。プロジェクトは2022年初頭に完了する予定。

・キャメロン・拡張プロジェクト:2021/08/12,テキサス州東部送信(TETCO)各州間のパイプラインにこの750 Bcf / D。プロジェクトは今年末までに完了する予定。


別の計画もあり


















・ニューイングランドでは,2つのプロジェクトにより,この地域の冬季天然ガス供給へのアクセスが100 Bcf / D以上改善される。

以上。
つまり,米国内での天然ガスの輸送が利便化され,最終的には輸出に繋がっていくのではないか,ということ。



2021年11月14日日曜日

EIAまとめ 天然ガスについて

こんばんわ。ひさしぶりの日曜日の更新

11月初旬に貯蔵されている米国の天然ガスは最近の平均を3%下回っている

という話題について。

・昨年の米国の貯蔵中の天然ガスの量は,1月下旬から中旬にかけての非常に寒い時期の後,3月15日に1,760 Bcfで最低点に達し、前の5年間の平均を4%下回った。

・今年は注入シーズンの初めの在庫が少なく,電力部門での天然ガス消費量が比較的多く,9月中旬までに,5年間の平均を7%下回った。最近では,8週間連続して比較的大量の純注入が行われたため,11月5日時点で5年間の平均在庫とのギャップが3%に狭まった。

・冬の間の過去5年間の平均よりも,米国の稼働中の天然ガスの貯蔵量が少なく,2022年3月末時点で合計1,486 Bcfになると予想している。その量は,天然ガス生産者が天然ガス価格の上昇に対応する供給条件の両方に依存するため,非常に不確実。昨年2月に見たように、寒い天候はこの在庫レベルを大幅に変える可能性がある。



2021年11月11日木曜日

11月2週目 天然ガスまとめ

おはよう。

今週はEIAのまとめレポートが発表されていないため,普段よりも内容が薄いので承知頂きたい。今週の天然ガスは大幅に下落した。材料としては,ストップしていたロシアから欧州への天然ガスの輸出が再開したことによる安心感であると考える。それに加えて,在庫の増加が現在の時期としては多く,それも安心感につながっているのだと思われる。

一方で,天然ガスは昨年と比べれば未だに高止まりしているようにも見えるが,
















見ての通り,五年平均を下回っていることもあるだろう。ここから,在庫としては,例年通りであれば減少していく。EIAによると,2021年11月5日金曜日の時点で,貯蔵中の作動ガスは3,618Bcf。これは,前週から7Bcfの純増加を表している。

ツイートしたとおり,予想の12Bcfに対し,下回っており,昨晩の価格上昇につながったと考える。

長期予報によれば,今年のアメリカはラニーニャによりより暖かく,湿った聞こうになることが予想されている。逆に言えば,ほとんどの投資家が暖かくなるという予想で動いており,急激な寒気が来ることで暴騰が起こる可能性があると言うことでもある。

本日は以上だ

2021年11月5日金曜日

11月1週 天然ガスまとめ

おはよう。天然ガスは5.1台を一旦つけた後,再度上昇し,現在は5.7台をふらふらしている。相変わらずレンジがおかしいことになっているのだが,それだけ不安定になっているのは間違いない。

ただ,現状5台を抜けることはなく,一旦落ち着きを取り戻しているようにも見えるが,ここからまた突き抜けていくかはわからない。この時期になると寒気がーになってしまうわけだが,天気にも注意が必要である。

さて,

・ 天然ガスのデスク調査によると,稼働中の天然ガスへの毎週の純変化の推定値は,57Bcfから74Bcfの正味注入の範囲であり,中央値は66Bcf。10月29日までの1週間の注入量は合計63Bcf。5年間(2016〜 2020年)の平均注入量は38 Bcfで,昨年は27Bcf。

・稼働中の天然ガス在庫は合計3,611Bcfで,これは5年間の平均より101 Bcf低く,現時点では昨年より313Bcf低くなっている。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総需要は,週ごとに5.7%(5.2 Bcf / d)増加した。これは,2週連続で大幅に増加する需要を示している。

・需要の最大の増加は住宅および商業部門であり、31.5%(5.4 Bcf / d)上昇した。これは,冬の暖房シーズンに先立って,国内のいくつかの地域で気温が下がったため。NOAAが報告した米国東部ではほとんどが通常の気温だが,米国中部から南東部の州,さらにはフロリダ北部まで,日中の気温が通常より低い地域も報告されている。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は99.9 Bcf / dに上昇した。前週の合計99.7 Bcf / dから0.1%の増加。

・Baker Hughesによると,10月26日火曜日に終了する週では,天然ガスリグの数が1から100に増加した。

















現状鑑みるに,ピークは過ぎたようにも見えるが,気温の低下に注意したい。


2021年11月4日木曜日

11/2 EIAまとめ

今日は

米国の消費と天然ガスの生産は減少したが、2020年には輸出が増加した。

というお話。

・米国では天然ガスの消費が少なく,価格が下がった。2020年のヘンリーハブの年間スポット価格は,平均2.03ドルで,1997年以来の最低年間価格となった。低価格は,2020年に電力部門で記録的な高水準の天然ガスの輸出と消費に貢献した。

・そのため,電力の天然ガス消費量は,2020年に3%増加した。低価格により,特に石炭と比較して,発電においてより競争力のある燃料になった。天然ガスは2020年の全発電量の39%を占め,次の2つの最大の供給源である石炭と原子力のシェアを合わせたものとほぼ同じ。

・天然ガス価格の上昇により、2021年には天然ガス火力発電のシェアが減少すると予想される。この変更により2022年の米国の天然ガス消費量は2021年からわずかに増加すると予想される。

・2020年の冬季(1月〜3月と11月〜12月)は,過去2年間よりも穏やかで,住宅部門の暖房需要が7%減少し,商業部門が11%減少した。産業部門の需要は,3%減少し,産業および商業部門が主な理由COVID-19-関連の少ない天然ガスを消費や設備の使用量を削減した。

・総米国の天然ガスの輸出(純輸出)は,2020年に13%上昇した。メキシコに増加したパイプラインの輸出と過去最高の液化天然ガス(LNG)輸出は増加している。















・2020年に乾燥天然ガスの生産が1%減少したにもかかわらず,乾燥天然ガスの生産レベルは高いまま。天然ガスと原油の低価格により,生産される天然ガスの生産が抑制され,2016年以来テキサス州での関連ガス生産が前年比で最初に減少した。

・2020年には天然ガスの生産量が最も多い州であるテキサス州では,生産量が1日あたり5億立方フィート(Bcf / d)減少し、平均21.8 Bcf / dになった。ペンシルバニアの乾燥天然ガス生産量は,0.6 Bcf / d増加して平均19.3Bcf / dになった。



7月3週 天然ガスまとめ