Translate

脅威の固定スプレッド!!

2021年3月21日日曜日

3月3週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。最近は,実習が始まったため,週一のまとめ更新しかしていないのだがそれでも少なからずブログを見てくれている人に感謝を申し上げる。

さて,昨週の天然ガスは,2.45-2.55のレンジの動きに推移していた。冬の暖房需要もなく,また夏の冷房需要も特に意識されている時期ではないため,久しぶりにのんびりとした横横の動きだった。まぁ,レンジが100pipsなので,それはそれでしゃれにはなっていないが,横の時の典型的な動きにも見える。

さて,来週も個々と変わらないような動きになるとぎんいろは考えている。上,下ともにブレイクしがたい状況ではあるが,今のところは底を形成するような動きには見えないため,受容が意識されておらず,下圧力が少し高まっていくのではないかと思われる。

データ的にはどうだろう。

・EIAの発表によると,天然ガスのパイプラインの輸送能力が改善したようだ。リンクをたどっても,いくつからいくつまで,と言うデータは見つけられなかった。ただ,44Bcfとなっているようである。これは,米国内の需要を満たすだけでなく,米国からの輸出のためでもあると考えられる。

・天然ガスの在庫は,-11Bcfとなり,予想の-17Bcfよりは取り崩しが少なかったものの順調に取り崩されている。天然ガスの在庫は合計1,782Bcfで,前年のレベルより12%低く,5年間(2016〜2021)の平均より5%低くなっている。最近の酷暑な傾向を考えると,余り良くない予兆にも見える。

・米国における天然ガスに供給は,102.7と先週よりも0.1減少している。一方で,気温の上昇に伴い,供給量も経鼻ながら減っている可能性が高い。また,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して3.9%減少している。住宅および商業部門の消費は9.0%減少。産業部門の消費は,週ごとに1.8%減少。天然ガス価格の低下により天然ガス燃料発電の競争力が高まったため,発電用に消費される天然ガスは週ごとに0.5%増加した。

・保管場所からの平均取り崩し率は,取り崩しシーズン(11月から3月)のこれまでの5年間の平均よりも16%高くなっている。

以上が今週の状況である。

こうしてみると,平年よりも在庫の量が少なく,また供給量も低い状況にある。コロナウイルスの第3波が懸念される中で,確かに,天然ガスの需要の見込みは低いのかもしれないが,夏は冷房需要が増加する。特に自宅にいる人間が増えるようであれば,例年よりも多くなることが予測される。

ただ,昨年の夏の動きは,この反対で,1.6を割った動きをしていた。もしかすると,今年の夏は,暴騰を狙うと言うよりは,ディフェンシブに構えていく必要があるかもしれない。つまり,昨年の底を最も低い価格帯と見込み,底まで耐えられるようにし,冬の暖房需要に向けて,押したら買い,の継続千住湯をとっても良いのかもしれない。

しかし,12月頃にはポジションを全て生産し,2月の下落に向けて着々とショートを積み重ねていくトレードが望ましいのかもしれない。


本日は以上


0 件のコメント:

コメントを投稿

7月3週 天然ガスまとめ