Translate

脅威の固定スプレッド!!

2021年4月26日月曜日

4月4週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。

昨日は,生まれて初めて住宅展示場を見て回ってきた。そのため,天然ガスのまとめが行えなかったわけだが,まぁ,なかなか楽しかった。普段何気なく見ている家に,あんなに違いがあるなんて,夢にも思わなかったし,各会社毎に全く違った性能と良さがあり,見ていて楽しかった。一条工務店が,家の性能としては,抜け出ているよなぁ。

さて,閑話休題。

天然ガスは,週初めは横横の動きのように見えたが,木曜日の指標前後をきっかけに大きく伸びている。指標事態は予想以下の積み増しであり,強気の展開となっている。また,昨週は天候的にも寒く,他の大豆やコーンを見てもわかるとおり,かなり低めであり需要があったようだ。

今週月曜日からは,寒気は勢力を弱めている展開だが,天然ガスの価格は大きく下がって岩家ではない。こうして考えていくと,積み増しが弱く,夏の冷房需要に向けて,さらに大きな上昇が見られるのではないかと期待している。

さて,データはどうだろうか。

・EIAの発表によると,欧州の天然ガス在庫が,2021年3月31日(冬の暖房シーズンの伝統的な終わり)の時点でのヨーロッパの天然ガス在庫は,合計で1870Bcf,つまり容量の31%であったが,今年のヨーロッパのシーズン終了時の在庫は,過去5年間(2016〜 2020年)の平均より11%低く,昨年の過去最高のストレージ在庫より44%低くなっている。もちろんロシアのパイプラインがあるのだが,現在ロシアとアメリカの関係性の悪化から,さらに絞られるのではないかとも考えられる。

・供給量を見ていくと,先週が102.9だったのに対して,一段また下がり,102Bcf/dとなっており,来週も大幅な積み増し増は見込めない可能性が高い。ただ,リグ稼働数は1基増加しており,94基となっている。季節外れの転校もあったため,昨週は大幅に増加したのだと考える。

・天然ガス輸出量は横ばいで経過している。

・ただ,積み増しについては,38Bcfだったものの,五年平均では37Bcfとなっており平年よりも多いことは多い。また,稼働中の天然ガス在庫は合計1,883Bcfであり,5年間の平均より12 Bcf高く,現時点では昨年より251Bcf低くなっている。

近年の脱炭素に向けて,天然ガスはどう動くか,読み切れていないところはあるが,完全脱炭素への中間として存在していると考えれば,5年平均で少し多い状況では,需給が成り立たないと考えられる。

また,アメリカのPMIを見ても,経済復旧への期待がまた一段と高まっている。こうした要因からすれば,天然ガスの価格はまだ上がる可能性が高い。

ただ,自分がポジションを取りたいところからは大きく乖離しているので,そこまでは動かずにのんびり眺めていようと思っている。

2021年4月18日日曜日

4月3週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。Twitterの不具合のせいで,いつにもまして暇な休日ではあるが,ウマ娘の育成だけははかどっている。無課金ではあるが,はじめて,トウカイテイオーのAランクが作れた。

さて,そんなことはどうでもいいので,天然ガスの動きを見ていこう。

先週の天然ガスは登り調子であった。週の初めが2.4台であり,また下げていくのかな,と思い見ていたが,そんなことはどこ吹く風のように,2.68で終わっている。不安定な相場が続いている。2.4-2.7の幅広いレンジとしてみていくのも良いが,まぁ,参加者が少なく閑散とした相場が続いているのかもしれない。

おおよそのところ,天候による価格の上昇ではなく,ここのところ継続していた輸出の増加が改めて意識されたのではないかと思っている。当然,需要が伸びれば価格は上がるのである。

当然のことをつぶやいても仕方がないので,データを見ていこう。

・天然ガスの在庫統計は,61Bcfで,予想の67Bcfを下回っている。この予想より小さい積み増しも価格を支えている要因と考えている。加えて,ガスの供給が先週は104であったが,今週の一日平均は102.9Bcfと下回っており,救急の不安からも回が詰まったのではないかと思う。

・一方でリグ稼働数は先週の91基から93基と2基の増加となっており,冷房需要や輸出量の増加を見越して稼働数が増えているのではないかと思われる。

・また,米国の天然ガスの総消費量は、前のレポート週と比較して3.6%減少していた。ただ,発電用に消費される天然ガスは、週ごとに5.7%増加しており,住宅及び商業用の需要が大幅に減っている。これは例年よりも気温が高いことに起因しているが,大きな変動は見られていない。

・また,先の輸入量についてだが,「よそうかい」の記述だと,輸出量の増加が見られているとのことだったが,EIAによると輸出量が減少しているとのことである。このあたり,「よそうかい」は無料の所しか見ていないためはっきりとしていないが,政府筋のEIAの情報が正しいと思われる。

・大口の建玉は,ショートに傾いている。

このような状況である。

前の週も同じことを述べたが,やはり今のところ仕掛ける時期ではないように見える。大口の逆張りをするのも良いのだが,今のところ,価格を上がれば売り,下げれば買いといったレンジを想定しながらポジションを取っていく方が良いよう見える。

そろそろ,夏の冷房需要に向けて,準備を始めておきたいところ。

2021年4月11日日曜日

4月2週 天然ガスまとめ

こんにちわ。

予想は見事に外れるもので,底堅い動きを先週に感じていたが,一変して今週は2.45まで下げた。下値を更新した後は,無事に2.5まで戻ってきており,少し値は下げたものの,レンジを維持している。天然ガスは季節性で強く価格を変動させるため,この程度のレンジは想定しておかなければいけない。

すなわち,現状は天然ガスを取引するには向かない,と言うことであろう。一方で,季節性だけでなく,経済復旧への期待は膨らんでいる。ダウやSP,それぞれが年初高を更新し,株だけは経済の復旧を織り込もうとしているように見える。

一方で,欧州ではCOVIDの変異株によるロックダウンと,世界の中でもコロナウイルスの影響とそのワクチンの接種状況から,経済のバランスが崩れているようにも見える。こうしてみていくと,欧州は完全に落ち目なのだろう。一方で,アメリカや中国は強く,今後もこの二カ国が経済を引っ張っていくようにも見える。

一方で,中国株が欧米筋からは売られており,中国の政府によって買い支えられており,ここのところ怪しい動きとなっている。遠くの戦争は買い,ではあるものの世界に火種が広がっているようにも見える。中国だけでなく,ウクライナの国境付近へのロシア兵の派遣もあり,各地で火種がくすぶっている状況であり,天然ガスはどうなるか,見込みが立ちにくい。

そんな中だが,データを見ていく。

・2020年には2.0 BCF / dで前年比で減少した短期長期エネルギー見通し(STEO)では,2021年に0.2 Bcf /日,2022年に0.9 Bcf / dの天然ガス消費量の減少が予測され,さらに年次減少が見込まれており,超長期的に見れば価格を切り下げていくのではないだろうか。これは暖冬傾向が原因であり,冬の暖房需要の減退が予測されているからであろう。

・在庫統計は,20Bcfの増加で,予想を1下回った。増加数は少なかっため,余り強くは反応していない。5年間(2016〜 2021年)の平均正味注入量は8 Bcfで,昨年の正味注入量は30Bcfであった。稼働中の天然ガス在庫は合計1,784Bcfであり,これは5年間の平均より24 Bcf低く,現時点では昨年より235Bcf低くなっている。ただ,生産量は徐々に増えてきており,今週の一日平均は104であった。昨年よりも0.4低いものの,天然ガスの背一散量は地味に増加している。

・リグ稼働数は1基減少している。原油の稼働数が順調に増加している中,天然ガスは増加していない。原油にとっては,経済復旧とドライブシーズンに向けてと言うことが考えられるが,天然ガスについてはよく分からない状況である。

以上だ。

夏の冷房需要に向けて天然ガスの在庫数が徐々に増加している。例年からすれば,酷暑の傾向が強いため,今年の夏も大幅な価格の上昇が考えられる。冬の価格帯から参考に考えていこう。

2014年 11月 4.54  2015年5月 3.10

2016年 1月  2.49  2016年7月 2.99

2016年 12月 3.85  2017年7月 3.10

2018年 1月  3.61  2018年6月 3.049

2018年 11月 4.89  2019年5月 2.69

等である。

冬にかけて,最高値を記録した高値を記録している月を記載した。

もう一方は,春から夏にかけて高値を記録している月を記載した。


今年の冬は,11月で3.38となっている。

上の記録だけを見ると,夏の他県はそこから,0.5~2.2下回っていることが分かる。

今年はいかに??

今年の問題は,各国の金融緩和によりインフレ気味である事があげられるだろう。例を見ないほどの緩和施策となっているため,価格がどこまで行くかの予想は困難である。ただ,例年,5~7月をピークとしているため,そのあたりに売りを仕掛けていくのもありだとは思う。

素直に,各上昇に乗るのも良いかもしれない。

今年の緩和状況から,ぎんいろは,買い方として入っていきたいが,超長期的には下落の可能性が高い。とすると,高値を打っていく戦略が良いのかもしれない。

長くなったが,本日は以上である。 

2021年4月5日月曜日

天然ガス 4月 第1週まとめ

おはよう。

倦怠感は継続しており,大変身体はだるいが,それでも,少しは書こうと思う。今回はそんなに長くかけないので,あまり良い内容とは思えないので,あしからず。

天然ガスの昨週の流れは,2.6-2.7程度での推移であった。比較的底堅く推移している印象だが,上にも抜けることが出来ておらず,珍しく退屈な値動きであった。確かに,暖房需要の減退もあり,一方で,ロックダウン再来といったこともあるが,経済再開が加速化している,といった期待も渦巻いて,どっちつかずの動き。

閑散としており,今後の冷房需要が出てこない限りはこのまま横に推移していきそうな気がしないでもない。


データ的にはどうだろう。

・在庫統計は久しぶりにプラスとなっていた。予想は+32Bcfだったが,結果としては+14Bcfとなっており,予想よりも在庫の増加量が低い。また,5年間(2016〜 2021年)の平均引き出し量は24 Bcfで,昨年の正味引き出し量は20Bcfであった。稼働中の天然ガス在庫は合計1,764Bcfであり、これは5年間の平均より36 Bcf低く、現時点では昨年より225Bcf低くなっている。

・一方で,日生産量は103.3となっており,昨週よりも0.2増えてはいるものの,昨年は106.1のため,昨年ほどの増加量はない。

・リグも変わらず92のままである。判断には困るが,本格的な天然ガスの消費量が戻ってくるのはまだ先の話なのかも知れない。一方で,天然ガスの輸出量は87Bcfとなっており,徐々に増加していることがわかる。

総評していくと,暖房需要の後退から在庫が増え始めている。ただ在庫自体は例年と比べて少なく,また生産量も低い。今後の経済復帰云々の前に,今年の夏の天気予報に目を光らせておくべきなのだと思われる。

最近の傾向から,夏は酷暑となる傾向が強い。とすると,現状の生産量や在庫では,今年の夏に対応しきれない可能性が出てくる。在宅ワークも増えていくだろう事から,自宅での冷房使用が増えていくのだと思われるので,今年の冷房需要シーズンの天然ガスの動きは,かなり暑いのではないかと思う。

この退屈な値動きの中で仕込む価値は充分あるのではないだろうか。


7月3週 天然ガスまとめ