Translate

脅威の固定スプレッド!!

2021年5月3日月曜日

4月5週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。

最近,自宅を建てるという事から,住宅展示場やら相談やらで忙しい。忙しいけれども,少しの余裕があるが,その余裕でウマ娘をやってしまったり,「存在と時間」を読んだりしているのでなかなか天然ガスに手が出てこない。

さて,その天然ガスだが見事に2.9に戻っている。押し目待ちに押し目無し,という格言の通りのように見える。強い米国経済指標を受けて,また,先週からの在庫の逼迫から価格を上昇させているように思える。

ここからもこのまま強い指標が続いていけば,さらに価格を上昇させることだろう。例年の酷暑の傾向もあり,冷房への需要がさらに高まってくるのではないだろうか。長期予報を見ても,やはり,平年以上の気温が予測されている。この点からも,先週までの押し目買いから,トレンドフォローに転換していくタイミングなのかも知れない。


さて,データはどうだろうか。

 ・天然ガスの在庫統計の予測値は11Bcfであった。結果としては,15Bcfなのだが,問題な  のは五年平均である。5年間(2016〜 2020年)の平均注入量は67 Bcfで,昨年の正味注入量は66Bcfであった。確かコロナが少し落ち着き,和らいだ時期の話である。今年の生産量はそれよりも低い状況にあり,価格が上昇しているのは当然のことに見える。

・また,稼働中の天然ガス在庫は合計1,898Bcfであり,これは5年間の平均より40 Bcf低く,現時点では昨年より302Bcf低くなっている。このように完全に逼迫していることがわかる。インフレ云々ではなく,天然ガスが全体的に足りていないのがわかる。

・リグ稼働数は変わらず,94基のままであった。

・生産は昨週よりも0.9伸びており,102.9Bcfとなっているが,冷房需要に向けての生産を高めていってほしいところだが,低くなっている。ちなみに昨年は102.4ではあるが,先に記述したように,昨年は302Bcfほど現在の在庫が潤っていた。こうしたことからも現在がいかに足りていないかがわかる。

さて,現状は価格上昇市価見込めない状況である。多くの人が,天然ガスは上がると思っている状況ではないだろうか。参考にすべきではないが,商品先物は多くが一方通行の形をとる。無理に,ショートを積みかねる必要は無く,このまま上昇にベットした方が分が良いのかもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿

7月3週 天然ガスまとめ