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脅威の固定スプレッド!!

2021年7月20日火曜日

7月2週目 天然ガスまとめ

こんにちは。

少し遅くなり大変申し訳ない。さて,天然ガスの2週目のまとめをしていこう。2週目はまちまちで3.6-3.7をレンジとして動く展開となった。上にも下にも動きがたい,なんとも材料に✕動きであった。

先週の途中で,上昇のトレンドが終わりかも,という日誌を書いてみたのだが,上にも下にもどっちつかず。今週は窓開けで始まり,一時的には3.8を目指すような動きを見せたものの現在は3.75付近をうろついている状況。いずれにしろ,あまり,動きはないと言える。

さて,データ的にはどうであっただろうか。

・7月9日までの1週間の在庫増加は合計55Bcfであった。アナリストによると49Bcfであったので,ネアティブな発表となった。5年間(2016〜 2020年)の平均は54 Bcfで,昨年の正味注入量は47Bcfだったので,すこしずつ上昇しているようにも見える。稼働中の天然ガス在庫は合計2,629Bcfであり,これは5年間の平均より189 Bcf低く,現時点では昨年より543Bcf低くなっており,いまだに平均からすると在庫的には少ない,といった感じである。

・貯蔵庫への平均は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも16%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均7.9Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,530 Bcfになり,5年間の平均3,719より189Bcf低くなる。こちらも大幅に変化してはいない。

・一方でIHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して1.1%増加した。乾燥天然ガスの生産量は,前のレポート週と比較して1.0%増加した。このように徐々にではあるものの,天然ガス自体の生産量は増えていることがわかる。

・ただし,IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して2.1%増加した。発電用に消費される天然ガスは,特に西部で週ごとに3.4%増加した。産業部門の消費は,週ごとに1.5%増加した。住宅および商業部門の消費は2.2%減少した,とあり,需要と供給のバランスがくずれていることがわかる。

・リグ稼働数は101となり,先週より2基増えた。


以上のように,やはりロングに優位な相場には違いない。上昇トレンドが終わったようにも感じるのだが,3.8を抜けるのであれば,継続として考えても良いだろう。

日本の暦上後1週後くらいには暑さのピークとなる。季節的にもトレンドの転換が予測されるが,ロング優勢のため,なかなか売りづらいのも確か。ロングとショートをすこし両建てしつつ対応していきたい。

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