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脅威の固定スプレッド!!

2021年7月12日月曜日

7月1週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。今週から病棟実習が始まり,テンヤワヤだが余裕のある昼休憩に少し更新しておこう。先週の天然ガスは,伸び悩む展開となた。一時的に3.7に到達するものの結局3.6に押し戻される流れであった。

背景にあるのは降雨予報であり,予約電力不足やら熱波が落ち着いてきた様子である。こうなってくると上値が自然と多くなってくるので,ここからまた材料が出ない限りはずるずると下げることも無く,また上げることもなく,レンジでの展開となるのではないか。

もうそろそろ暑さもピークにさしかかってくると思われるし,チャート的にも天井のような動きっぽく見えている。とするのであれば,冬に向けての押し目を形成していくのではないだろうか。短期的に,ショートもありだとは思うが。

さて,データとしてはどうだろうか。

・先週の在庫統計は予想の16Bcfに対して,増加量は合計16Bcf,5年間(2016〜 2020年)の平均正味注入量は63 Bcfで,昨年の正味注入量は57Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,574Bcfであり,これは5年間の平均より190 Bcf低く,現時点では昨年より551Bcf低くなっている。やはりここからは下げずらいのかもしれない。

・補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも17%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均7.9Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,529 Bcfになり,5年間の平均3,719より190Bcf低くなる。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して3.8%減少した。今週は,西部の史上最高気温と南部の通常よりも高い気温が緩和され,発電用の天然ガス消費量が5.8%減少した。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して0.5%減少した。乾燥天然ガスの生産量は,前のレポート週と比較して0.6%減少して平均92.0 Bcf / dになっている。

・リグ稼働数は99とまた1基増加している。


全体的な傾向から見ると,気温の予報から価格は抑えられている。一方で,生産などの昨年や五年平均からすると,低いところで推移しており,価格を下支えしている。一方でリグ稼働数は増加傾向にあり,今後の生産増に期待が出来る。

現状通り行けば,冬はかなり暴騰する可能性がある。長期予報を見ながら,すこしずつロングをしていきたい。

 

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