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脅威の固定スプレッド!!

2021年7月26日月曜日

7月3週 天然ガスまとめ

おはよう。

今日も暑い日が続く。この天気が8月いっぱいは続くと思うので,熱中症には十分注意して暮らしていかなければいけないだろう。さて,天然ガスだが,本日は窓を下に開けてスタートした。先週の高騰から,天候がやや和らいだカタチでの価格の下落と考えている。需給面的にはまだまだ,と行ったところなので,一服した売りになっているのかも知れない。

今後も上昇していくのではと思っているのだが,現在の季節の位置を考えておきたい。つまり,暑さのピークに近いと言うところだ。最終的にはバイイングクライマックスが起きるのではと思っているのだが,その前兆としての窓だとしたら嫌な感じではあるな,と思っている。


さて,天然ガスのデータはどうか。

・ 在庫の変化の推定値は,30Bcfから51Bcfの範囲であり,中央値は44Bcfであった。結果としては,合計49Bcfであったが,5年間(2016〜 2020年)の平均正味注入量は36 Bcfで,昨年の正味注入量は38Bcfであった。稼働中の天然ガス在庫は合計2,678Bcfであり,これは5年間の平均より176 Bcf低く,現時点では昨年より532Bcf低くなっている。一方で,データとしては在庫の増加量が増えてきているのも確か。

・貯蔵庫への平均注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも14%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均8.1Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,543 Bcfになり,5年間の平均3,719より176Bcf低くなる。近年は暖冬傾向にあるが,突発的な寒気の流入による異常気象も見られている。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して1.5%増加した。西部と北部の平原の多くが通常よりも高い気温を経験し続けたため,発電に消費される天然ガスは週ごとに3.3%増加した。産業部門の消費は,週ごとに1.0%減少した。住宅および商業部門では,消費は0.2%減少した。発電用には増加しているが,全体的には少し高止まり傾向が見られている。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して0.1%減少した。リグ稼働数は,104基となり3基の増加となっている。


以上だ。

依然として上値がどこまで行くのか見えてこない。ただ,全体的にはピークがそろそろ来るのではないかと思える。この後,台風の時期もやってくるので,突発的な上昇に対応しつつ,取引を行っていかなければならない。


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