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脅威の固定スプレッド!!

2021年8月23日月曜日

天然ガス 8月3週目まとめ

おはよう。

天然ガスはレンジを形成しているような動きだった。一旦3.73まで下げたが,その後は再び上昇し3.9を回復,週末のポジション整理を受けて, 3.8前半で終わっている。今朝は上昇で始まり,じわじわと挙げている。

さて,データはどうだろうか。

・天然ガスアナリストのデスク調査によると,毎週の純変化の推定値は,19Bcfから50Bcfの正味注入の範囲であり,中央値は34Bcf。8月13日までの1週間は合計46Bcfで,5年間(2016〜 2020年)の平均は42 Bcfで,昨年は45Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,822Bcfで,これは5年間の平均より174 Bcf低く,現時点では昨年より547Bcf低くなっている。

・貯蔵庫への平均は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも12%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均9.2Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,545 Bcfになり,5年間の平均3,719より174Bcf低くなる。

・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して0.1%または0.1 Bcf / d増加した。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して0.2%,つまり0.1 Bcf / d減少した。西部全体の平均気温を上回っていても,発電および住宅および商業部門で使用される天然ガスは,それぞれ0.2%および1.0%減少した。

・Baker Hughesによると,8月10日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は1から102に減少した。

・最新のShort- TermEnergy Outlook(STEO)では,石油化学原料としてのプロパンの需要が高まっていることを反映し,10月から12月にかけて米国のプロパン消費量が昨年に比べて2%増えると予想されている。この増加は,トウモロコシの穀物乾燥に対する需要の低下と,より暖かい冬の天候の予測にもかかわらず発生する。非原料消費は,米国の住宅の42%が主要な暖房用燃料としてプロパンを使用し,米国のトウモロコシ作物の90%が栽培されている中西部(PADD 2)で特に高いと予想されている。穀物乾燥に対する農業需要は,暖房シーズンの初期に発生し,通常は10月または11月にピークに達するが,需要は年ごとに異なる可能性がある。

と出ている。

冬は最近の傾向としてはやはり暖冬である。ここから,夏ほどの盛り上がりは見せない可能性が高い。しかし,農作物としての需要があることから,11月前後までは注意を払っておきたいところ。

本日は以上だ。

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