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脅威の固定スプレッド!!

2021年12月3日金曜日

12月1週 天然ガスまとめ

おはよう。

今週の天然ガスは大幅な下落。先週の終値が5.5であったのに対して,今週は大きな下窓を開けて,5.1台からスタートした。その後もほとんど反発することはなく,今日までで,4.1までの下落となり、約1500pipsほど,下げることになった。

大きな原因としては,暖冬予報が顕著になったことと,やはりオミクロン株の影響だろう。影響が少ない,ワクチンの効果があまりない,十分対応できる,など様々な報道はあるが,それに乱高下することなく下落したことから,暖冬が大きな影響を与えているように思える。

時期的には,もう一度強い寒波がきてくれそうな気もするのだが,そこが最後の売り場となりそう。現状ロングのポジションを取って行くには,リスクリワードがおかしな事になりそうなので,絶対に避けなければならない。急騰に合わせて,少し買って,数時間いや数十分単位での短期取引ならまだ勝てるんだろうな,と思う。


さて,データはどうであろうか。

・天然ガスアナリストの調査によると,稼働中の天然ガス在庫に対する週ごとの純変化の推定値は,49Bcfから78Bcfの範囲であり,中央値は58Bcf。11月26日までの週の純引き出しは合計59Bcf,5年間(2016〜 2020年)の平均純引き出しは31 Bcfで,昨年の純引き出しは4Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計3,564Bcfで,これは5年間の平均より86 Bcf低く,現時点では昨年より375Bcf低くなっている。

・米国のLNG輸出は,今週も先週から量については変わっていない。

・IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総需要は,前週と比較して0.8%(0.8 Bcf / d)増加した。NOAAレポートによれば,米国中部および西部の平均気温よりも暖かいが,米国の大部分では夜間の気温が氷点下に下がっている。

・産業部門の消費量は週ごとに0.5%(0.1 Bcf / d)増加したが,発電用の天然ガス消費量は同期間に3.6%(1.0 Bcf / d)減少した。米国のLNG輸出施設への天然ガスの供給(LNGパイプラインの受領)は,平均して12.0 Bcf / dであり,先週より0.3 Bcf / d高くなっている。

・ IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は101.4 Bcf / dに上昇,前週と比較して1.0%(1.1 Bcf / d)増加した。乾燥天然ガスの生産量は,前週の平均である95.1 Bcf / dと比較して,0.9%(0.9 Bcf / d)増加して96.0 Bcf / dになった。

・2,022年までに現在の天然ガス輸出計画が順調に進めば,米国は天然ガスの輸出能力で世界一になる。


本日は以上だ。

今日は週末と言うこともあり,ポジション整理が入ると思われる。かなりのショートポジがとられているはずなので,引けにかけて上昇が見られるのではないかと思う。新たにショートを狙うならば,そこもありなのかも知れない

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