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脅威の固定スプレッド!!

2022年8月12日金曜日

8月3週目 天然ガスまとめ

こんにちは。

天然ガスは今週、暴騰した。7台の後半から,8.9まで上昇し, 現在は8.6台まで下落している。10までいきそうな気もしたんだが,ずるずると下げている。昨日の在庫統計は予想よりも上回っており,弱気であることはまりがいないのだが,発表直後一時的に下げその後8.9まで上げている。

ここのところの傾向として,弱気の在庫統計が出るものの,その後大きく値段を上げている。おそらく,在庫の増加は弱気だが,結局それが輸出できるような体制がとれれば現在の在庫では不足している,という思惑が働いているのだと思われる。

ただ,現在の下落は利益確定も波乱でいると思うが,



こうしたこともあるのではないかと思う。ヘッドラインに注目する日々が続いているが,電撃的に戦争が終結したとして,ロシアの天然ガスはどうなるんだろうか。ロシア側が勝利するのであれば,制裁を科したEUにこれまで通り輸出するとは思えない。

一方,ウクライナが勝つとしても……なんとも言えない。
予測が立たないことは,仕方が無いので,変わらず取引していこう。

さて,データはどうだろうか。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を5%下回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が5年間の平均である9.3Bcf/dと同じであれば,1031日の総在庫は3,307Bcfとなり,この時期の5年間の平均3,645Bcfより338Bcf少ないことになる。

 TheDeskが行った天然ガスアナリストの調査によると,1週間の可動式天然ガス在庫の純増減は,30Bcfから47Bcfの範囲で予測され,中央値は40Bcfとされた。85日に終わる週の貯蔵所への純注入量は44Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量45Bcf,昨年の同じ週の純注入量44Bcfと比べ,やや増加している。稼働中の天然ガス在庫は2,501Bcfで,5年平均より338Bcf12%),昨年の同時期より268Bcf10%)少なくなっている。

・ベーカーヒューズ社によると,82日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週から4リグ増の161リグとなった。

・ BloombergFinance,L.P.の海運データによると,84日から810日までに17隻のLNG船が,合計64BcfLNGを積載し米国を出港した。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比0.1%(0.1Bcf/d)減少した。乾式天然ガス生産量は前週比0.2%(0.2Bcf/d)増加した。カナダからの平均純輸入量は,前週から6.0%(0.3Bcf/d)減少した。

 ・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比2.7%(1.9Bcf/d)増加した。発電用天然ガス消費量は,北東部の気温が平年より高く,空調需要が増加したことから,前週比4.0%(1.7Bcf/d)の増加となった。米国産業部門の消費量は,前週比0.6%0.1Bcf/d)増加した。住宅・商業部門では1.4%(0.1Bcf/d)増加した。

以上だ。

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