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脅威の固定スプレッド!!

2022年8月5日金曜日

8月1週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。

天然ガスの動きは,7.6-8.5というレンジのようにも見える。ただ,7.6からの急騰があったため,このままじわじわと下がっていく可能性があまり見えない。というのも,急騰直前に輸出ポートの10月再開のメドが立った,というニュースが出ている。

とするならば,米国に貯まっていた天然ガスが欧州に輸出できる見込みが立った,ということでもあるため,欧州の価格に左右される可能性が高くなると言うこと。

そして,ハリケーンシーズンである9月が近い。

昨年の悪夢であるが, ハリケーンの短期上昇かと思ったら,精製上の被害が大きく,そのまま冬の暴騰に繋がっていった。今期もそれが起こりうる可能性はある。また,応手の冬の時寿もあるため,10も視野に入るのではないか。

さて,データはどうだろうか。

・The Desk が行った天然ガスアナリストの調査によると,1 週間の可動式天然ガス在庫の純増減は 19Bcf から 44Bcf までの幅があり,中央値は 33Bcf と推定された。7月29日に終わる週の貯蔵所への純注入量は41Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量33Bcf,昨年の同じ週の純注入量16Bcfと比べ,大幅に増加した。稼働中の天然ガス在庫は2,457Bcfで,5年平均より12%(337Bcf),昨年の同時期より10%(268Bcf)少なくなっている。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を5%下回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が 5 年間の平均である 9.0Bcf/d と同じであれば,10 月 31 日の総在庫は 3,308Bcf となり,この時期の 5 年間の平均 3,645Bcf より 337Bcf 少ないことになる。

・ベーカーヒューズ社によると,7月26日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週比2リグ増の157リグとなった。

・・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比 0.5%(0.5Bcf/d) の増加となった。乾式天然ガス生産量は前週比 0.9%(0.9Bcf/d) 増加し,カナダからの平均純輸入量は前週比 6.2%(0.4Bcf/d) 減少している。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比 1.8%(1.3 Bcf/d)減少した。米国のほとんどの地域で気温が平年に近かったため,冷房需要が減少した。発電用天然ガス消費量は前週比2.7%(1.2Bcf/d)減少し,住宅・商業用セクターの消費量は3.3%(0.3Bcf/d)減少した。産業部門の消費量は前週比0.7%(0.1Bcf/d)増加した。

以上。

少しずつ,押し目を拾っていこうと思っている。
ひとまずは,試し玉を。7.6まで下げることを想定しながら。



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