おはよう。
天然ガスは下落のトレンドにあるようにも見える。しかし,7.0-6.3の間のレンジともなっており,徐々に価格を下げながら,レンジを展開しているとみていた方が良いと思われる。 ただ,6.0をなかなか割らないのも事実。昨晩,相変わらず在庫量が増加しており,抜けても良いようにも見えるが,ある程度下げると買われる,と言った,冬の暖房需要を見越しているのかも知れない。
今年はたしか,トンガの大噴火が起きている。おそらくこうした論拠があるからだと思われる。噴火
少し時期は違うが,ピナツボ火山の後の気温についても記述があったので載せておく。
これらから,来年の冬までは影響を受けるのではないかと思われる。現に,欧州の熱波など今年の異常気象はこれらに起因する通されており,一方で,産経新聞によると今後の気温低下も予測できるとされている。
冬がどうなるかは分からないが,もしかすると今年の冬は非常に寒い可能性がある。すでに日本の長期予報でも,全国的に寒いと予報が出ていたりする。
さて,データはどうだろうか
・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均より1%多い。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が5年平均の8.9Bcf/dと同じであれば,10月31日の総在庫は3,381Bcfとなり,この時期の5年平均3,645Bcfより264Bcf低くなる。
・9月30日に終わる週の貯蔵所への純注入量は129Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量87Bcf,昨年の同週の純注入量114Bcfと比べ,減少した。稼働中の天然ガス在庫は3,106Bcfで,5年平均より264Bcf(8%),昨年の同時期より165Bcf(5%)増加している。
・TheDeskが行った天然ガスアナリストの調査によると,1週間の可動式天然ガス在庫の純増減は,95Bcfから131Bcfの範囲で予測され,中央値は121Bcfとされた。
・ベーカーヒューズ社によると,9月27日(火)に終わる週の天然ガスリグ数は,前週から1リグ減の159リグとなった。
・メリーランド州コーブポイントターミナルへの天然ガス供給は,10月1日から年次メンテナンスが開始され,前週比71%(0.5Bcf/d)減少し0.2Bcf/dとなった。情報誌によると,メンテナンスは10月18日まで予定されている。他のLNG輸出基地への天然ガス搬入量は,前週比で比較的横ばいであった。全体として,今週の米国LNG輸出ターミナルへの天然ガス供給は平均11.3Bcf/dで,先週より3%(0.3Bcf/d)減少している。
・米国の港を出港する船舶。BloombergFinance,L.P.の出荷データによると,9月29日から10月5日までに20隻のLNG船が米国から75Bcfを出航した。
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