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脅威の固定スプレッド!!

2022年10月14日金曜日

10月2週 天然ガスまとめ

こんばんわ。

天然ガスは下落が続いている。ただ,終値を追っている表を見ると,6.4あたりをサポートにして, 横に動いているような印象がある。昨日は在庫統計だったが,予想以上(業者によっては予想以下)な在庫量で,下を掘っていくのかと思っていたら,6.6に復帰している。

要因としては,ダウやSPなどのインデックスの上昇が挙げられる。インフレの鈍化による経済の復活が期待されているのだろうが,ただ,インフレが鈍磨すれば,天然明日の価格は下がるはずである。

とすると,目先の気温低下がネックだろう。

先に書いたとおり,今年は大きな噴火もあったので気温は下がるのではないか、という視点でいる。サポートが効く限り、この水準からはロングしていきたいところ。

さて,データはどうだろうか

・TheDeskが行った天然ガスアナリストの調査によると,1週間の可動式天然ガス在庫の純増減は116Bcfから137Bcfまでの幅があり,中央値は129Bcfと予想された。10月7日に終わる週の貯蔵所への純注入量は125Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量82Bcf,昨年の同週の純注入量86Bcfと比較すると,その差は歴然としている。稼働中の天然ガス在庫は3,231Bcfで,5年平均より221Bcf(6%),昨年の同時期より126Bcf(4%)少なくなっている。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を3%上回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が5年平均の8.0Bcf/dと同じであれば,10月31日の総在庫は3,424Bcfとなり,この時期の5年平均3,645Bcfより221Bcf低くなる。

・ベーカーヒューズ社によると,10月4日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週から1リグ減の158リグとなった。

・ポイントロジックのデータによると,南ルイジアナのLNG輸出基地への天然ガス受入量は0.3Bcf/d減の8.1Bcf/dで,南テキサスへの受入量は2.3Bcf/dと比較的横ばいとなった。メリーランド州のコーブポイントターミナルでは,10月1日から3週間の定期メンテナンスを実施しており,今週は0.2Bcf/d減の0Bcf/dとなった。米国のLNG輸出基地への天然ガス出荷量は,全体として前週比0.5Bcf/d減の平均10.8Bcf/dとなった。

・BloombergFinance,L.P.の出荷データによると,10月6日から10月12日までに19隻のLNG船が米国から出荷され,合計70BcfのLNG輸送能力を持っていることが判明した。

PointLogicのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比1.1%(1.1Bcf/d)減少した。乾式天然ガス生産量は前週比0.4%(0.4Bcf/d)。カナダからの平均純輸入量は,前週から11.9%(0.7Bcf/d)減少した。

・PointLogicのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比3.2%2.1Bcf/d)増加した。発電用天然ガス消費量は前週比4.5%(1.3Bcf/d)増加した。産業部門は前週比横ばい,家庭・商業部門は5.6%(0.8Bcf/d)増。

以上だ。

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