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脅威の固定スプレッド!!

2023年6月30日金曜日

6月4週 天然ガスまとめ

おはよう。

今週の天然ガスは,2.9まで大きく上昇し,その後は値を下げていく展開となった。結局2.6は割らずに,昨日の在庫統計をうけて軽く上昇している。

在庫統計は,先週のことになるので,本格的な気温上昇の前ということになるが,在庫の増え方は減少している。思いのほか価格は上昇せず,結果として,2.7まであげたものの,2.6後半をうろうろしている,という感じ。

やはり在庫の上昇スピードは和らいだが,結局在庫tが増えているkと鬼は変わりが無いので,という感じなのかもしれない。

さて,データはどうであろうか。

・ 6月23日に終わる週の貯蔵所への純注入量は76Bcfとなり,5年間(2018-2022年)の平均純注入量80Bcf,昨年の同週の純注入量81Bcfと比較した。稼働中の天然ガス在庫は2,805Bcfで,5年平均より358Bcf(15%)多く,昨年の同時期より566Bcf(25%)多い。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を7%上回っている。仮に,今シーズンの残りの期間,貯蔵庫への注入量が5年平均の8.8Bcf/日と同じだった場合,10月31日時点の総在庫量は3,953Bcfとなり,この時期の5年平均3,595Bcfを358Bcf上回ることになる。

・ベーカーヒューズ社によると,6月20日(火)に終わる週の天然ガスのリグ数は130リグで前週と変わらず。

・米国のLNG輸出ターミナルへの天然ガス出荷量は,週平均で前週比5.1%(0.6Bcf/d)増加し,平均11.5Bcf/dとなった。南テキサスのターミナルへの天然ガス供給量は前週比2.5%(0.1Bcf/d)増の4.1Bcf/dとなり,南ルイジアナのターミナルへの供給量は前週比8.1%(0.5Bcf/d)増の6.1Bcf/dとなった。メキシコ湾岸以外のターミナルへの天然ガス供給は,ほぼ横ばいの1.2Bcf/dとなった。

・6月22日から6月28日の間に21隻のLNG船(サビーンパスから5隻,フリーポートから4隻,カルカシューパス,キャメロン,コーパスクリスティから各3隻,エルバ島から2隻,コーブポイントから1隻)が,合計75BcfのLNG積載能力で米国を出港した。

・供給:天然ガスの平均総供給量は前週比0.9%(0.9Bcf/d)増加した。ドライ天然ガス生産量は前週比0.1%(0.1Bcf/d)増の99.8Bcf/d,カナダからの平均純輸入量は前週比15.9%(0.8Bcf/d)増の5.9Bcf/dとなった。

・需要:天然ガス総消費量は前週比2.4%(1.6Bcf/d)増の69.8Bcf/dとなった。発電用に消費された天然ガスは,前週比4.1%(1.6Bcf/d)増加した。産業部門の消費量は横ばい,家庭・商業部門の消費量は1.2%(0.1Bcf/d)増加した。メキシコ向け天然ガス輸出は前週比1.6%(0.1Bcf/d)減少。米国LNG輸出施設向け天然ガス受入量(LNGパイプライン受入量)は平均11.5Bcf/dと,前週より0.6Bcf/d増加した。

以上だ。

レンジ抜けの点を抵抗帯としていると考えている。今後は目先の気温上昇につられやすいと考えているので,そこに乗っかり,取引を考えていきたい。

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