おはよう。
今朝の天然ガスは窓を上に開けスタートしている。アメリカ自体はお休みではあるが,天然ガス施設の復旧までの長期化や,CDD,平均気温以上の天候から,冷房需要が再燃している。そのため,天然ガスは上に窓を開けて,スタートしたと思われる。
先週は,ガス施設の復旧見込みが長期化することにより価格を上昇させた。ハリケーンの短期はショート,と伝えたように一時的には下がったものの,それ以上の上昇が待っていた。短期と言っても一週間程度、と考えていたが,まさかこのようになるとは,と思いながら,資金管理の重要さを改めて,感じている。
さて,データはどうだろうか。
・ 天然ガスアナリストによると,稼働中の天然ガスに対する毎週の純変化の推定値は、純注入量が13Bcfから34Bcfの範囲であり,推定値の中央値は24Bcf。27日までの1週間のストレージへの注入量は合計20Bcfだが,5年間(2016〜 2020年)の平均注入量は53 Bcfで,昨年の正味注入量は36Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,871Bcfであり,これは5年間の平均より222 Bcf低く,現時点では昨年より579Bcf低くなっている。
・貯蔵庫への注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも15%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均9.6Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,497 Bcfになり,5年間の平均3,719より222Bcf低くなっている。
・IHS Markitのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して2.3%,つまり2.3 Bcf / d減少した。メキシコ湾からの生産量の減少により,平均乾燥天然ガス生産量と市場生産量はそれぞれ2.4%と2.6%(または2.2 Bcf / dと2.8Bcf / d)減少した。
・米国の天然ガスの平均総消費量は,前のレポート週と比較して1.4%,つまり1.0 Bcf / d減少した。米国中部と北東部のレポート週の終わり近くに気温が落ち着いたため,発電用の天然ガス需要は2.3%,つまり0.9 Bcf / d減少した。産業部門とパイプラインの燃料使用量は,それぞれ0.6%と2.9%(または0.1 Bcf / dと0.2Bcf / d)減少した。
継続してハリケーンの影響が出ている。
という状況。徐々に改善しているが,今後の動きはわからない。メキシコ湾エネルギー生産 9/4→9/5
— 小菅 努 (@kosuge_tsutomu) September 5, 2021
原油 92.51%→88.32%停止
天然ガス 85.89%→82.72%停止
原油はやっと90%割り込んだ。日量160.7万バレル。遅いが改善傾向。
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