Translate

脅威の固定スプレッド!!

2022年2月10日木曜日

2月 EIA短期見通し

短期エネルギー見通し


・1月のヘンリーハブの天然ガススポット価格は,12月の平均である3.76ドル/ MMBtuから上昇し,平均4.38ドル。

・1月の価格上昇は、国の一部、特に暖房や発電に使用される天然ガスの需要が増加した北東部と中西部の通常よりも寒い天候の結果であった。2月初旬,アメリカの一部では気温が引き続き低くなっている。これにより,ヘンリーハブの1か月の平均価格は4.70 / MMBtuになると予想している。冬の天気予報は非常に変動しやすく、価格予測にかなりの不確実性をもたらしている。加えて、米国の液化天然ガス(LNG)に対する世界的な需要は依然として高く,天然ガス価格の下落圧力の一部を制限している。

・天然ガス価格は今後数か月間変動し続ける可能性があり,2月と3月の天然ガス需要に温度がどのように影響するかが,在庫が撤退シーズンをどのように終わらせるかを左右する重要な要因となっている。

・米国の価格とヨーロッパのスポット価格の大きな価格差に支えられて,2022年1月の米国のLNG輸出は平均112億立方フィート/日(Bcf / d)で,21年第4四半期の10.4 Bcf / dから増加したと推定されている。

・ヨーロッパの在庫は5年間の平均をはるかに下回っており,LNG輸入に対する強い需要に貢献している。米国のLNG輸出は2022年まで続くと予想され,年間平均11.3 Bcf / dで,2021年からすると16%増加することが見込まれている。この予測は,世界の天然ガス需要が引き続き堅調であり,米国のLNG輸出能力がさらに高まるとの想定を反映している

・1月の気温が通常よりも低いため,米国の天然ガス在庫は5年間の平均を下回り,1月の終わりには2.3兆立方フィート(Tcf)になった。天然ガスの在庫は,残りの撤退シーズンで約730 Bcf減少し,3月までは1.6 Tcfをわずかに下回ると予想され,2017〜21年の平均よりも8%少なくなると見込まれている。

・米国の天然ガス消費量は,2月の平均で1日あたり1,052億立方フィート(Bcf / d)で,2021年2月から3%減少すると予測されちえる。消費量は,住宅部門と商業部門で最も減少し, 昨年2月とくらべて10%減少することが見込まれている。2月の電力部門の消費量は27.8Bcf / dで,昨年2月から1%減少する。一方で産業部門の消費量は,2021年2月から4%増加する。

・1月の米国の乾燥米国天然ガス生産量は平均95.5Bcf / dで,2021年12月から2.1 Bcf / d減少したと推定されている。1月の生産量は,特定の生産地域の凍結温度のために低下した。天然ガスの生産量は,2月に平均95.6 Bcf / d,2022年全体で96.1 Bcf / dになると予測されている。2023年の生産量は平均98.0Bcf / dに上昇すると予想されている。




0 件のコメント:

コメントを投稿

7月3週 天然ガスまとめ