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脅威の固定スプレッド!!

2022年3月4日金曜日

2月4週 天然ガスまとめ

おはよう。

天然ガスは,4.4-4.8のレンジを形成するような動きにもみえる。ここから,ウクライナ問題からも供給不安が高まっており,上抜けするような動きかも知れない。電撃的に解決する望みは薄いし,加えて,解決したとしても,制裁が継続されると思われる。 

制裁が即時解除されるのは……ロシアの敗北でもあり得ないと思われる。

そんな状況なので,4.4を底にじわりと上がっていく可能性が高い。

さて,データはどうだろう。


・天然ガスアナリストによると,稼働中の天然ガス在庫に対する毎週の純変化の推定値は,91Bcfから149Bcfの範囲であり,中央値は138Bcf。

・2月25日までの週のストレージからの純引き出しは合計139Bcfで,5年間(2017〜 2021年)の平均純引き出しは98Bcf。昨年の純引き出しは132Bcf。天然ガス在庫は合計1,643Bcfであり,これは5年間の平均より255 Bcf低く,現時点では昨年より216Bcf低くなっている。

・撤退シーズン(11月から3月)のこれまでの5年間の平均よりも8%高くなっている。ストレージからの撤退率が,撤退シーズンの残りの5年間の平均6.8 Bcf / dと一致した場合,3月31日の総在庫は1,411 Bcfになり,5年間の平均1,666より255Bcf低くなる。

・米国のLNG輸出は,先週から今週6隻増加している。合計92BcfのLNG運搬能力を持つ24隻のLNG船が出港した。

・PointLogicのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は今週すべてのセクターで増加し,前のレポート週と比較して4.5%(4.1 Bcf / d)増加した。発電用の天然ガス消費量は週ごとに8.8%(2.4 Bcf / d)増加し,住宅および商業部門では4.1%(1.6 Bcf / d)増加した。

・NOAAのデータによると,国のほとんどは日中と夜間の気温が平均を下回っていたが,南東部の一部の地域では日中と夜間の気温が平均を大幅に上回っていた。産業部門の消費は週ごとに0.2%(0.04 Bcf / d)増加した。

・PointLogicのデータによると,天然ガスの平均総供給量は,前のレポート週と比較して,このレポート週に1.0%(1.0 Bcf / d)減少した。

・Baker Hughesによると,2月22日火曜日に終了する週に,天然ガスリグの数は3から127リグに増加した。


下記の天然ガス価格を見ると,この季節から徐々に上昇しているのがわかる。すでに,撤退シーズの価格の下落は終わったのかもしれない。



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