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脅威の固定スプレッド!!

2022年5月20日金曜日

5月3週目 天然ガスまとめ

おはよう。

天然ガスの値動きは相変わらずメンヘラ。一旦7.9台まで下げたあと,在庫統計からの流れで8.5近くまでの上昇のあと,ダウなどの主要株価指数の下落に合わせたように8.1台まで下落している。

ちょっと,意味がわからん。

一様昨日の展望で,6.5-8.5のレンジを想定しながら,と記述しておいたので,役に立った人もいたのかも知れないが,こんなよそうは当たったわけではなく,たまたまそうなったというだけなので, ノイズと考えていてほしい。アンダスタン?

さて,データはどうだったのだろうか?

・The Deskが行った天然ガスアナリストの調査によると,週明けの可動式天然ガス在庫の純増減の予想は81Bcfから92Bcfの範囲で,中央値は87Bcfだった。5月13日に終わる週の貯蔵所への純注入量は89Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量87Bcf,昨年の同週の純注入量71Bcfと比較すると,昨年と比較すると増加しているが,平均よりは微増と言ったところ。稼働中の天然ガス在庫は1,732Bcfで,この時点では5年平均より310Bcf,昨年より358Bcf減少している。

・今週の米国産LNG輸出は,先週から2隻減少。Bloomberg Finance, L.P. の出荷データによると,5 月 12 日から 18 日の間に 19 隻の LNG 船が米国から出発し,合計 73 Bcf の LNG 輸送能力があることが判明している。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比 3.5% (2.3 Bcf/d)減となった。南部,中部,北東部の気温は平年より高く,西部の気温は平年並みであった。太平洋岸北西部は冷涼な気候が続いているが,気温は上昇傾向にある。北東部および中部大陸の気温が上昇し,暖房需要が減少した結果,家庭用および商業用天然ガス消費量は 30.8% (4.4 Bcf/d)減となった。電力部門の消費は,空調需要の増加により9.0%(2.6Bcf/d)増加した。

・ベーカーヒューズ社によると,5月10日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週比3基増の149基となった。


以上だ。

確か先週は季節外れの寒波の影響があったはずなので,輸出が減少しているのだろうか? 生産自体には大きな影響を与えていないようなので,それも安心材料か。

ただ,一方で在庫の増加用は相変わらず少ない。例年夏の異常気象が常態化してきているので,現在の在庫では夏の電力需要は厳しいのではないだろうか。

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