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脅威の固定スプレッド!!

2022年6月10日金曜日

6月1週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。

少し遅くなったが, 今日も記載しておこう。今週の天然ガスは荒い動き。8.2-9.5のレンジを想定していたものの結局,8.0-9.6と想定レンジを大幅に超えてきている。この時期は,気温上昇による電力需要やハリケーンなどによって価格が不安定になりやすい状況である。

そこにウクライナ情勢が関わっているので,価格も大きく動くのは仕方が無いのだろう。変わらず想定はレンジをここに置き,指し値は,8.0台ー9.6台と,刺されば良いよね的な形で,構えておきたい。

さて,データはどうだったろうか。

・The Deskが行った天然ガスアナリストの調査によると,週明けの可動式天然ガス在庫の純増減の予想は,85Bcfから105Bcfの範囲で,中央値は99Bcfとされた。貯蔵所への純注入量は97Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量100Bcf,昨年の同週の純注入量98Bcfと比べ,減少した。稼働中の天然ガス在庫は1,999Bcfで,この時点では5年平均より340Bcf,昨年より398Bcf少なくなっている。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を9%下回っている。仮に残りの補充期において貯蔵庫への注入率が5年平均の8.7Bcf/dと同じであれば,10月31日の総在庫は3,305Bcfとなり,この時期の5年平均3,645Bcfより340Bcf低くなる。

・Bloomberg Finance, L.P.の海運データによると,6月2日から6月8日の間に22隻のLNG船が米国から合計82BcfのLNG運搬能力を持ち,出航した。先週と比べて-3Bcf。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前報告週に比べ 1.8% (1.1Bcf/d) 増加した。気温は全般的に上昇したが,米国の大部分では平年並みに推移し,一部では平年より高い気温と低い気温が混在していた。

・前週比で最も消費量が増えたのは発電部門で,空調需要の増加により6.9%(2.1Bcf/d)増加した。一方,住宅・商業部門では,暖房需要の減少により、10.5%(1.0Bcf/d)減少した。産業部門の消費量はほぼ横ばいであった。米国のLNG輸出施設への天然ガス供給量(LNGパイプライン受入量)は,今週は平均12.5Bcf/dと先週より0.3Bcf/d減少している。

・ポイントロジックのデータによると,今週の米国天然ガス供給量は100.8Bcf/dと横ばいである。

・ベーカーヒューズ社によると,5月31日(火)に終わる週の天然ガスのリグ数は151基で1週間前と同じだった。

以上。

方針はツイートしているとおり。



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