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脅威の固定スプレッド!!

2022年6月3日金曜日

5月5週目 天然ガスまとめ

おはよう。

今週の天然ガスは相変わらず荒い動きをしている。8.2台まで一旦下げたかと思うと,9.0台まで上げ,その後は8.4,8.7と値動きが安定せず,大きな値幅で動いている。こうした動きでは大きな利益が得やすいが,逆もまたしかりなので,短期での取引を心がけたくなる。 

といっても,30分で600pips下げたりするのはやめてほしいものだ

さて,データはどうだろうか

・The Deskが行った天然ガスアナリストの調査によると,週明けの可動式天然ガス在庫の純増減の予想は,71Bcfから92Bcfの範囲で,中央値は84Bcfとされた。

・5月27日に終わる週の貯蔵所への純注入量は90Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量100Bcf、昨年の同じ週の純注入量100Bcfと比べ,減少している。稼働中の天然ガス在庫は1,902Bcfとなり,この時点で5年平均より337Bcf,昨年より397Bcf減少している。

・貯蔵庫への平均注入量は、補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を10%下回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が 5 年間の平均である 9.0Bcf/d と同じであれば,10 月 31 日の総在庫は 3,308Bcf となり,この時期の 5 年間の平均 3,645Bcf より 337Bcf 少な いことになる。

・Bloomberg Finance, L.P.の海運データによると,5月26日から6月1日の間に,合計85BcfのLNG運搬能力を持つ23隻のLNG船が米国を出航した。先週が90Bcfで,24隻の船であった。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前報告週に比べ 4.3% (2.7 Bcf/d)減少している。

・気温は,平年より高かったり低かったりする地域はあるものの全米で概ね緩やかになっている。

・家庭用および商業用セクターの消費量が前週比で最も減少し,19.7% (2.3 Bcf/d)減となった。米国のLNG輸出施設向け天然ガス受入量(LNGパイプライン受入量)も若干減少し,平均で12.8Bcf/dと先週より0.2Bcf/d減少している。

・産業部門の消費量は、前週比1.8%(0.4Bcf/d)減少した。発電用天然ガス消費量も前週比0.3%(0.1Bcf/d)減とやや減少している。

・ベーカーヒューズ社によると、5月24日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は、前週から1リグ増の151リグとなった。

以上だ。

個人的には,スポット価格がそろそろ二番天井をつけているように見える。加えて,日亜氏が下げに転換しており,ハリケーンによる上昇をたたきたいところ。




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