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脅威の固定スプレッド!!

2022年9月2日金曜日

9月1週 天然ガスまとめ

おはよう。

天然ガスはふらふらし,レンジ内で推移している。おおよそ,8.8-9.4と,他の商品からすると幅広いのかも知れないが,レンジとしてみても良いだろう。日足をみていくと,三尊を形成しながら,それを否定しようともがいているようにも見える。

リセッションの懸念と冬に向けた天然ガスの在庫への不安について,綱引きをしている状況だろう。レンジであれば,レンジとしてとればいいのだが,今後がはっきりと見えてこないので,なかなか取引できない。

昨日ショートを久しぶりにしてみたものの,インがかなり中途半端だったので,見事に焼かれました。待つことが,個人投資家に出来る最大の優位なのにね。

さて,データはどうっだったろうか。

 ・TheDeskが行った天然ガスアナリストの調査によると,1週間の可動式天然ガス在庫の純増減は49Bcfから63Bcfまでの幅があり,中央値は57Bcfと推定された。8月26日に終わる週の貯蔵所への純注入量は61Bcfで,5年(2017-2021年)平均の純注入量46Bcf,昨年の同週の純注入量21Bcfと比較すると,増加した。稼働中の天然ガス在庫は2,640Bcfで,5年平均より338Bcf(11%),昨年の同時期より228Bcf(8%)少なくなっている。

・貯蔵庫への平均注入量は,補充期(4月~10月)のこれまでの5年平均を4%下回っている。仮に,残りの補充期において貯蔵庫への注入率が5年間の平均である10.1Bcf/dと同じであれば,10月31日の総在庫は3,307Bcfとなり,この時期の5年間の平均3,645Bcfより338Bcf少ないことになる。

・ベーカーヒューズ社によると,8月23日(火)までの1週間の天然ガスリグ数は,前週比1リグ減の158リグとなった。

・Bloomberg Finance, L.P.が提供する出荷データによると,コンステレーション社が運営するマサチューセッツ州ボストン近郊のエバレットLNG施設において,LNG船が約3Bcfの貨物を排出した。

・ポイントロジックのデータによると,天然ガスの平均総供給量は前週比0.9%(0.9Bcf/d)増加した。乾式天然ガス生産量は,前週比0.7%(0.6Bcf/d)増加した。カナダからの平均純輸入量は,前週比5.4%(0.3Bcf/d)増。

・ポイントロジックのデータによると,米国の天然ガス総消費量は前週比3.9%(2.7Bcf/d)増となった。発電用天然ガス消費量は,前週比5.9%(2.2Bcf/d)増加した。週平均気温は,西海岸から中州,そして北東部まで,米国の大部分で平年より高くなった。産業部門の消費量は前週比0.6%(0.1Bcf/d)増加した。家庭・商業部門では3.2%(0.3Bcf/d)増加した。メキシコ向け天然ガス輸出は2.2%(0.1Bcf/d)増。米国のLNG輸出施設への天然ガス受入量(LNGパイプライン受入量)は平均11.0Bcf/dで,先週より0.4%減少した。

以上だ。

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