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脅威の固定スプレッド!!

2021年1月15日金曜日

天然ガス1月第2週まとめ

ブログは在宅ワークです。最近そんなことを思います。

さて,今週のまとめです。天然ガスの値動きは相変わらず荒かったように感じます。月曜日から火曜にかけて急騰し,一時的に2.9を超えてきましたが,その後は大きく下落し,現在は2.66付近を推移しています。

昨日の値動きから横横の展開かと思っていたのですが,2.75付近からまた大きく下落しています。アメリカの天気予報を見ると西海岸には寒気が入るようですが,東海岸は平年よりも暖かい見込みで,こちらに左右されたのではないかと思います。

また,アジアヨーロッパでの天然ガスの需要も,一旦寒さが緩んだことでやや収まったのかもしれません。ただ,ニュースにあるようにLNGの需要が高く,天然ガスの底値を支えているのかもしれません。

さて,まとめていきましょう。

最近なぜか予想値が出ませんが,天然ガスの在庫統計は-134Bcfとなっており,先週の-130Bcfを上回る結果となっています。予測値が出ないのが謎ですが,発表された時間帯のt値動きを見るに,予想値よりも弱かったのではないかと思います。

天然ガスの供給量を見ると,今週は,96.5Bcfと先週から-0.7Bcf下がっています。同様に,昨年度の供給量が99.1Bcfですので,現在は供給量がかなり落ち込んでいると思われます。ただ,現在の総在庫量は,3196Bcfとなっており,昨年の4%増加しています。

これに伴って化は不明ですが,リグ稼働数が1基伸び、84基になりました。

材料が錯綜していますが,天候に左右され,天然ガス価格は大きく下落した者と考えています。また,天然ガス先物の需要のピークはもう少しで過ぎていくと思われます。これは1月限と2月限を比べても,すでに,2月限の価格が安くなっていることからも明白だと思います。

昨週のまとめ時に,3.0まで耐えられるように,と書いていましたが,おおよそ合っていました。来週も同じように,考えていきたいですが,寒気の流入によっては,もうすこし高い価格になるかもしれません。と言うわけで,大きなポジは持たず,3.0付近からのんびり入っても良さそうな雰囲気です。

ぎんいろの現有ポジは,

と言う状況です。逆指値をすでに指していますので,このまま放置プレイの予定です。


別件ですが,EIAより

「1月の短期エネルギー見通し(STEO)で、2021年の米国での年間市場ガス生産量が2%減少し、1日あたり平均96.2Bcf になると予測しています。しかし、2022年にEIAは、天然ガスの価格の上昇に伴い、天然ガスの生産量が2021年末の98.2 Bcf と比較して2%増加すると予測しています」

という見通しが発表されました。2020年には,COVID-19のパンデミックの結果としての需給の縮小により,市場での天然ガス生産量は2019年のレベルから2%減少しましていますので,来年はやや上昇傾向にあるかもしれません。

あくまで見通しなので,頭の片隅に入れておきましょう。

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