天然ガスに知見はない。
天然ガスは窓を上に上げてスタートした。寒気の流入が見込まれ,暖房需要から大きな上げとなった。その後は一旦2.6台まで下げたものの,2月1日には再び2.7台に窓開けで復帰している。
大きな原因となっているのは,寒気の流入だ。初めもそうであったが,今週の窓開けは,西海岸から人口の集中する東海岸に寒気が流入したことがその原因である。こうなってしまっては挙げざるを得ないのだが,ただ,さえない。
もしかすると12月頃であれば,3.0を楽々に突破してくるのではないかと思うのだが,そうではなく,2.7台で止まっている。無論上昇には変わりはないのだが。おそらく欧州,アメリカ勢が貼ってくることでもう一段高が望めると思われるが,それでも2.9までいくかどうかが怪しい。
基本的な戦略として,3.1まで耐えられるように,と考えている。
・天然ガスの在庫統計は,-128Bcfであった。予測が,-136Bcfだったのでやや弱気の結果となっている。この背景には,先週の暖冬傾向とリグ稼働数の増加が考えられる。88基となっており,かなり増えたことがわかる。
・ちなみにこの背景には天然ガスの消費量がパンデミック前に戻ったことも挙げられるようだ。特に工業用で,2020年11月の工業用天然ガス消費量は2019年11月のレベルより0.5 Bcf / d少ないと予測している,2020年12月は2019年12月より0.2 Bcf /d高かった。このように経済的な復旧が今の天然ガスの価格を支えている可能性はある。
・ただし,然ガスの在庫は合計2,881 Bcfで、前年のレベルより3%多く,5年より9%多くなっている。このように在庫自体は余っており,上値が重たい理由にも納得がいく。
・また,アメリカでの天然ガスの輸出量がついに減少に転じた。
このような背景である。
今のような上昇はショートで入っていきたい。3月から4月をめどにロングポジションを徐々に作成していきたい。
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