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脅威の固定スプレッド!!

2021年2月14日日曜日

2月2週目まとめ

おはよう。

さて,天然ガスの2月第二週目のまとめをしていきたい。

今週の天然ガスは,最凶にして最強の名にふさわしい動きだった。2.7台に下げたとおもったら,3.0を伺い,そしてまた下げ,3.0を超す。。大きなピストン運動だった。

今回ぎんいろは,2.9~3.0を高値めどと考えていたので,うまく相場の流れに乗ることが出来ていた。これが,相場の高値が3.1~3.2であったとしたら,かなりの損失になっていたので,運が良かったとしか言い様がない。

また,下からのロングはポジションを絶対に取らなかった。やはり冬の暴騰としては,利益の期待値は大きいものの,今回のように寒気がめまぐるしく入っては,抜けていく展開ではかなり危うい。

なぜならば,場中に天気予報が変われば,ロングでは死ぬ確率の方が高いからである。

やはり冬の基本的な戦略は,ショートで粘るのが良いのだろう(ただし,1~2月に限る)


さて,データとしてはどうだったのだろうか。

・天然ガス在庫は各社予想181Bcf減に対して171Bcf減と予想より在庫量の減少幅が小さかった。このため,木曜日の値動きとしては,価格を大きく下落させた。ただ一方で,供給量としては,-0.2Bcf/bとなっており,取り崩しは少ないものの,供給は下がっている。これから考えるに,需要が大きく減っているのではないかと思われる。

・加えて,米国からの天然ガスの輸出量としても,11Bcfであったものが10Bcfと減少していることがわかり,これまで価格を支えていた,輸出量も振るわない。

・また,リグ稼働数が88→92と,4基増加しており,増産体制に貼っていることがわかる。現状では暖房需要と考えるよりも,COVID-19から経済の戻りにおいて,生産可能にするために増やしているのではないかと思われる。

・2月4日から2月10日の期間の天然ガス国内需要量は98.9Bcf(前週比3.5Bcf増)となっており,輸出量が減り,国内の需要が高まったと考えるのが妥当であろう。

・週明けの気温予報を見ていくと,気温が高まっている部分が増加している。ようやく長引いていた寒気が収まり,暖かな空気が入っていくと思われる。

現状では,週明けは下窓を開けてのスタートと考えている。一方で,日本では週中に寒気が入ってくるように,米国でもまだまだそうした状況が考えられる。

来週の戦略としては,2.75付近を利益確定の目標として,2.9後半を再度ショート員として考えておきたい。このところの寒気のおかげで投資の原資を抜いても,初期の3倍になった。資金的にはかなり余力があるので,2.75付近では半分利益確定し,3.0の復帰を待つという風に考えていこうと思う。

本日は以上だ。来週も良い相場を期待している。

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