さて,今週もまとめを行っていこう。
今週は窓を開けてスタートした。その後も窓を埋めることなく,3.0台にまで価格を押し上げたものの,週末には2.8まで下落して,終わっている。
要因は,ニューヨークを初めとする人口集中地帯とアメリカ全土における寒気の流入である。その寒気により一時的に上昇させ,週中では一旦下落したものの,寒気のとどまる期間が予想よりも長いことを手がかりとして,再度3.0に。
そして,金曜日,といったファンダメンタルの流れである。
昨日の天気予報では未だに寒いことからも週明けは窓を開けてスタートする可能性が高い。ただ,金曜日の大きな下げは,本当に利益確定またはポジション整理なのか,よくわからないのが現状。
さて,
・天然ガスの在庫統計は-192Bcfと大きな取り崩しであった。ただおおよその予想通りでありそこまで強い反応はなかった。リグ稼働数は今回は増減はなく,変化はなかったため,生産増や生産減についての手がかりはない。
・ただし生産量が前週よりも,-0.2%下げており,供給減となっている。昨週の上昇にはこうした要因もあったのではないかと思われる。
・米国の天然ガスの総消費量は、前のレポート週と比較して2.5%増加している。1月28日,総消費量は124 Bcf / d近くに達し,この冬のこれまでの最高レベルに達した。発電に消費される天然ガスは,3.1%増加した。産業部門の消費は,週ごとに1.3%増加した。気温の低下はこうした天然ガスの消費を促進させていることがわかる。
・一方で気温の長期予報(1~3ヶ月)では,平年以上が見込まれている。今回の寒気がもしかすると,今年の暴騰の最後のチャンスなのかも知れない。
こうして総括していくと,先週も継続して,3.1付近を,と考えていた。週中の日誌では,3.2も怪しいかも知れない,と記述しており,来週も同様に対応していきたい。ただ,週明けの窓がどの程度になるか,ここが大きなポイントになるのではないだろうか。
今のところ,材料は出尽くし感がある。ここでさらに寒気が継続するなら,もっと大きな暴騰がやってくるのだが,今のところは,そのような情報は見ていない。
まず,月曜日は欧米参入まで様子を見ておく方が良いだろう。
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