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脅威の固定スプレッド!!

2021年6月7日月曜日

6月1週目 天然ガスまとめ

こんにちわ。

やはり実習が始まるとなかなか,時間をとることが難しくなる。

昨週の天然ガスは,2.9-3.0をいったきりきたりしていた。結局週末の気温上昇を手がかりに3.1を突破してきたが,いまは3.0台に戻ってきている。今週も特に気温上昇の手がかりがなければ,そのまま,といった感じか。

さて,それでは,天然ガスのデータ的にはどうだろうか。

・天然ガスの在庫統計は,98Bcfの増加であった。予想としては95bcfであったので,天然ガスの価格としては,マイナスサプライズであったが,大きな変動はなかった。5 年間 (2016 ~ 2020 年) の平均量は 96 Bcf,昨年の同じ週は 103 Bcf であった。稼働中の天然ガス備蓄は合計 2,313 Bcf であり,現時点で 5 年間の平均よりも 61 Bcf 少なく、昨年より 386 Bcf 少ない。継続して,天然ガスには在庫の不安が生じている。

・貯蔵の増加平均率は,これまでの 5 年間の平均よりも詰め替えシーズン (4 月から 10 月) に 6% 低い。貯蔵庫への、補充シーズンの残りの 5 年間の平均 8.6 Bcf/日と一致した場合,10 月 31 日の総在庫は 3,658 Bcf になり,これは 5 年間の平均である 3,719 Bcf よりも 61 Bcf 少なくなる。このままのペースでは,冬の暖房需要に対して,不安が残る状況である。

・IHS Markit のデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前週のレポートと比較して 0.7% 増加。発電に使用される天然ガスは,先週は 15.4% 増加した後,今週は 8.0% 減少した。産業部門の消費は,前週比 2.7% 増加した。住宅および商業部門では,週末の気温が平年より大幅に低かったため,消費は 24.0% 増加しました。緯度が,日本よりも高い位置にあるところでは,まだ寒いようである。

・リグ稼働数は1基減少し,98基となっている。石油が順調に増えている中で,天然ガスは変わらず,という形になっている。

以上である。

週末の気温上昇が,天然ガスの価格の暴騰に寄与しているが,本格的な夏はまだ遠い。7月方8月に向けて,下で仕込みたいが,逆にこうした急騰を利用して,売りをしかけ,途中で少し買っておくのもありだろう。

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