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脅威の固定スプレッド!!

2021年6月21日月曜日

6月3週 天然ガスまとめ

こんにちわ。

朝に,週足を投下し,久しぶりに二つ目の記事を同時に載せることになった。別に暇というわけではないのだが……

さて先週の天然ガスだが,天気予報に左右される展開となった。気温上昇の予報から,強気となり,一端の上昇が終了し特に材料が出なければ,価格を上昇前に戻すと言った展開。

天然ガスの夏には特にある状態だ。

ただ完全に戻っていないのは,今後もこうした暴騰の可能性があるか、と考えておくべきだろう。ちなみに,もうすぐハリケーンの時期でもあるので,こちらにも警戒し,ショートでの勝負はお預けである。

ショートをするならば,秋のハリケーンの上昇場面,といったところだろう。


さて,データを視ていこう。

・ 6月11日までの1週間の増加量は予想が,72Bcfにたいして,16Bcfでだった。5年間(2016〜 2020年)の平均量は87 Bcfで,昨年の正味注入量は86Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,427Bcfであり,5年間の平均より126 Bcf低く,現時点では昨年より453Bcf低くなっている。昨年はオーバーシュート騒ぎがあったものの,現在は在庫量が小さくなっている。

・貯蔵庫の増加率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも13%低くなっている。残りの補充シーズンの5年間の平均8.2Bcf / dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,593 Bcfになり,5年間の平均3,719より126Bcf低くなる。いずれにしろ,今年の冬がどれだけ寒くなるかは予測できないが,ロングでの勝負が優位と考えている。

・米国本土48州全体の気温がまちまちであった。西部の気温は記録を打ち立て,エアコンの需要を高めた。しかし,北東部の気温は穏やか。IHS Markitのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して0.1%減少した。発電のために消費される天然ガスは,先週の週平均35.5 Bcf / dから今週のレポート週の36.3Bcf / dに週ごとに2.3%増加した。しかし,前述の気温変化により,需要の地域分布は東から西に急速にシフトした。

・IHS Markitのデータによると,乾燥天然ガスの生産量は,前の週と比較して0.5%減少し,平均92.8 Bcf / dで,週としては0.5 Bcf / d減少した。

・リグ稼働数は1基減少し,96基となっている。

全体的に天然ガスの在庫及び生産共に減少している。このままの調子で冬に入っていくとなると,かなりの在庫不足が予測されるのではないかと思う。

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