おはよう。
毎朝EIAを見ているので,こうした簡単なまとめをしておこうと思う。参照記事はこちらだ 。
別段google邦訳でも充分読める内容だが,まぁ,それすらもめんどくさい人向けに書いている。要約すると,
「非OECDアジアが2050年までに天然ガスの最大の輸入国になると予測している」
という記事である。
・非OECD国とは中国とインドを含むアジア諸国のこと。
・中国とインドを中心とする非OECDアジアの継続的な経済成長により,2050年までに天然ガスの純輸入量が2倍以上になると予測している。
・日本と韓国では徐々に減少していくとされている。
・ヨーロッパは微増と予測されている
それに向けて
・天然ガスの生産量は継続して増加する。特にロシアでは,輸出が最大の伸びを示し,2倍以上になり,2050年までに14Tcfを超える天然ガスの最大の純輸出国であり続けると予測している。
・ヨーロッパとアジアに近接していることで,将来のパイプラインの追加の可能性,液化天然ガスの輸出を通じて,ロシアの純天然ガス輸出の成長が促進される。
とのこと。まだまだ先の話ではあるが,このように予測されている。
現状の天然ガスの消費量は約20と考えると,2050年には,約37となっている。これに対して,輸出については,2020年で約15,2050年では約26となっており,消費量の増加率が上回っていることがわかる。
とすると季節的な価格の上限はあるにせよ,2050年に向けて天然ガスの価格は今よりもやや上昇する可能性が高い。2020年のデータはコロナ禍であるため,予測は難しい。
ただ今の価格帯も同様で,レンジ幅として,4-6あたりになるのではないだろうか。
インフレを含めるのであれば,2050年までの世界的なGDPは2~3倍になることが予想されており,単純な計算だが,それに合わせるのであれば,8-12になっているかも知れない。
最後の結論の部分がかなりいい加減だが,超長期的に投資をしていくのであれば、天然ガスはまだまだ値段を上げるのではないだろうか。
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