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脅威の固定スプレッド!!

2022年7月9日土曜日

7月1週目 天然ガスまとめ

こんばんわ。

天然ガスは,上昇することになった。アメリカ国内からの輸出が滞ることによって,だぶつきへの不安により5前半まで下げていたが,電力需要の盛り返し,その後の在庫統計から,6大に復帰した。

ただし,上昇の理由の一つに電力需要があったため,週末は価格を下落させて終わっている。

さて,データはどうであろうか。

・天然ガスアナリストのデスク調査によると,天然ガスの稼働中の在庫に対する週ごとの純変化の推定値は,正味注入量が59Bcfから81Bcfの範囲であり,推定値の中央値は72Bcfだった。7月1日までの1週間のストレージへの正味注入量は合計60Bcfだが,5年間(2017〜2021年)の平均正味注入量は60 Bcfで、昨年の正味注入量は25Bcf。稼働中の天然ガス在庫は合計2,311Bcfであり,これは5年間の平均より322 Bcf低く,現時点では昨年より261Bcf低くなってい。

・貯蔵庫への平均注入率は,補充シーズン(4月から10月)のこれまでの5年間の平均よりも4%低くなっている。貯蔵庫への注入率が残りの補充シーズンの5年間の平均である8.3Bcf/ dと一致した場合,10月31日の総在庫は3,323 Bcfになり,5年間の平均よりも322Bcf低くなる。

・合計71BcfのLNG運搬能力を持つ19隻のLNG船が6月30日から7月6日までに米国を出港した。先週は62であったが,9Bcf増加している。

・PointLogicのデータによると,米国の天然ガスの総消費量は,前のレポート週と比較して1.8%(1.3 Bcf / d)増加した。週平均気温今週のレポートでは,テキサス州の砂漠南西部と中部大陸の大部分で通常よりわずかに高い気温と,北東部で通常よりわずかに低い気温とが混ざり合っていた。発電用に消費される天然ガスは,週ごとに2.6%(1.0 Bcf / d)増加し,住宅および商業部門では,消費量が4.1%(0.3 Bcf / d)増加した。

・PointLogicのデータによると,米国全体の天然ガス供給量は,週ごとに0.1%(0.2 Bcf / d)増加して101.7 Bcf/dになった。乾燥天然ガスの生産量は0.1%(0.1 Bcf / d)増加して96.0 Bcf / dになっている。

・Baker Hughesによると,6月28日火曜日に終了する週の天然ガスリグ数は,1週間前から4リグ減少して153リグになった。


以上だ。

全体的に見て,調整の上げのようにも見える。やはり季節要因の冷房需要の増加があり,価格が上昇し,いったん下落する,という流れ。

米国のだぶつきに対して,リグ稼働数を減少させた可能性はある。LNG施設の復帰見込み,冷房需要,ハリケーンなど,やはり突発的な上昇を見込むことができるような要因が多い。

しばらく,休みつつ,前回底値を買っていきたいと考えている。

月曜日に,今後の展望を書こうと思います。

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