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脅威の固定スプレッド!!

2022年4月8日金曜日

4月1週目 EIAまとめ

こんにちわ。

天然ガスは6.0で高止まり。週末の売りがあっても,この高値圏を維持するのであれば,一旦6.0に定着するではないかと思う。まぁ、そうはいっても天然ガスなので,余裕で5代に戻りそうな気もする。

いったんは,利益確定が出てこないと上も限られてくるので,そろそろ下げることに期待した。ウクライナ情勢も一旦ロシア軍の撤退で落ち着いているようにも見えるが,ベラルーシの参加などからまたきな臭くなっている。

早くロシア情勢が落ち着いて,価格が正常化されることを祈るのみだ。 


さて,データはどうだったろうか。

・The Deskが実施した天然ガスアナリストの調査によると,1週間の可動式天然ガス在庫の純増減は,純減20Bcfから44Bcfまでの幅があり,中央値は28Bcfと推定された。

・4月1日に終わる週の貯蔵所からの純引出し量は33Bcfで,5年間(2017~2021年)の平均純注入量は8Bcf,昨年の同週純注入量は19Bcf。稼働中の天然ガス在庫は1,382Bcfで,この時点では5年平均より285Bcf,昨年より399Bcf少なくなっている。

・Bloomberg Finance, L.P.の海運データによると,3月31日から4月6日の間に23隻のLNG船が米国を出港し,合計86BcfのLNG積載能力があった。

・PointLogicのデータによると,米国の天然ガス総消費量は,全てのセクターで消費量が減少し,前報道週と比較して9.5% (7.6 Bcf/d)減少した。NOAAによると,今週の平均気温は,米国の最大の暖房センターで平年に近かった。今週最も減少したのは住宅・商業部門で,消費量は21.8% (6.5 Bcf/d)減少した。発電用消費量は前週比1.7%(0.4Bcf/d)減少し,産業部門消費量は前週比2.8%(0.7Bcf/d)減少した。

・天然ガスの平均総供給量は前週比0.8%(0.8Bcf/d)増。乾式天然ガス生産量は前週比0.8%(0.7Bcf/d)増加した。

・ベーカーヒューズ社によると,3月29日(火)に終わる週の天然ガスリグ数は,1週間前より1基増の138基となった。


以上。

暖かくなるにつれて,天然ガスの消費量は落ち込んでいる。一方で,輸出が徐々に増加しており,価格を支えている。もうそろそろ折り込み始めても良いような気がするが,投資家が過敏になっている状況か?

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