少し時間が合ったので,VIXについて書いてみる。
現況価格調整も含めれば300pipsをとっている。
テーマはVIX投資は堅いのか,である。
何かの書籍に書いてあるとおり,わくわくのない投資こそが最も成功率の高い投資だと思う。
VIX投資はつまらない。
とにかく,つまらない。
コーヒーや天然ガス、原油でのどきどきは全くない。
上に行くとも下に行くとも,そして,魑魅魍魎的に爆発するこれらの銘柄は
とにかくポジションを取った後は落ち着かない。
それは資産が圧倒的になくなったり,圧倒的に増えるという快感によると思う。
脳内麻薬のなせる技、と言うべきものだ。
VIX投資にはそれが全くない。
過去の例から行けばVIXは直近のリーマンショックで50近くまで上がっている。
VIXショックと言われたときの上昇でも35付近であり,リスクヘッジがとてももしやすい。
リーマンショックは100年に一度と言われており,これに対応できるように
常にポジションを取るように意識している。
そして,他の銘柄と同じで上がりは何時起こるのかは読めない。
しかし,確実に10近くまで収束している性質を持っている。
スイングすることさえできれば,VIXはとても堅いように設計されている。
同様に,原油ETFも同じ性質であり,2014年以降は右肩下がりになっている。
VIXと違い原油などの商品には保存コストがかかるために結局のところ
減価していく性質を持っている。
※ただ,原油ETFはそれまでは上下を繰り返しており,注意が必要である。
話を戻そう。
堅いように設計しているわけではなく,投資商品の性質上そうなっているというのが最も正確である。
VIXの計算式はこちら
数式を見ると頭が痛くなる人については,その下の文章だけを読んでもらえればいい。
抜粋すると
「VIX指数は満期までのS&P 500のボラリティの平均値の期待値として解釈される……中略……VIX指数はS&P 500を原資産としたオプション価格と先渡価格から計算されるので、VIX指数はS&P 500のボラティリティに対するものとなる」
単純化するのであれば,ボラリティすなわち値幅がとれるあれた状態を示す値の,平均値の期待値である。ボラリティが高くなったとしても,あれた相場がそのまま維持されることはなく,穏やかに収束していく。
とすると,期待値からの外れ値を一時的にとるものの,結局は期待値に収束していくのである。
こうした性質を持っているため,1時事的な上昇はあれど,結局は収束する性質を持っていることが分かる。
とするとVIXは上がるところは狙わない。
むしろ上がっている途中で,徐々に逆張りしていくことが勧められる。
なんとも面白みのない投資商品であることが分かる。
一方で,これほどとりやすい商品はない。
この商品のショートに絞ることは,かなりの確率で利益を生むと言うことを示している。
他の投資をするのも良いが,本道をここに設定し,利益を出しつつ
他の商品へと手を出すのもありだろう。
やはり、天然ガスやコーヒーは面白い。
面白いのは,損失があり,利益があるからで
利益の期待値の高いものは面白くない。
過去どこまで上がっていたか,それを許容できるように設定するか
そうした点さえ抑えて,慎重に行けば全く問題ないのである。
特に,VIXブルETFの売りについては,上がったとしても,マイナス値が低く
リスク許容度を高くできる点で有能だろう。
このあたりは、「あやたか VIX」と検索していただければ早い。
僕がしたかったのは,VIXを数式としてみて単純化するとこんなものだ
という説明である。
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